チェックすべき格安SIMのデメリットは?対応策と格安SIM向きな人

シロイヌ

こんにちは!

ここのところ「格安SIM」のデメリットを永遠と調べていました。

「格安SIM」選び、疲れませんか?(汗)

膨大な情報に広告。これが安い・これが速い。。沢山の事業社に、沢山のサービス。そして膨大な情報量は日々更新される。

すっかり疲れてしまいました。

でもいろんなサイトをハシゴしなくても、自分に必要なサービスがわかり、選択肢を自分で狭められたら…?

それにはまず格安SIMの「デメリット」から知っておくべきと思ったんです。

調べていくうちにわかりましたが、格安SIMのデメリットには「対応策」がある。

ということで今回書く内容は主に【3つ】

  1. 格安SIMのデメリットは?
  2. 格安SIMのデメリット対応策は?
  3. 格安SIM向きな人とは?

これらについて書いていこうと思います!

格安SIMのデメリットと知る前に、

「SIMってよくわからない」「MNO・MVNO・MVNEって何!?」

という方はまずはこちらの記事からどうぞ。

目次

そもそもなぜ格安SIMはできたの?

そもそもの話ですが、格安SIMはなぜできたのか?実はこんな理由があります。

  • 電波を無駄なく使うため
  • 市場の競争によって多くの事業社が電波を公平に利用できるようにするため
  • 消費者に多様でお手ごろなサービスが提供されるため

このように格安SIMはとても理にかなったサービスと言えます。

格安SIMはなぜ安い?

格安SIMはなぜ格安なのか?

その理由を格安SIM事業社(MVNO)各社はこのようにあげています↓

  • 通信インフラをMNOからレンタルしている
  • 必要なサービスを絞って費用を抑えている

MNOは事業内容が大きく、それにはたくさんの費用がかかります。

全国に基地局を設置・管理等の通信インフラ設備に、自社の携帯電話サービス・端末の開発。

そのサポート窓口や実店舗を開設、など。

土地代も人件費もかかる。。

その費用が私たちの携帯の通信料に上乗せしてあるんです。

対してMVNOではMNOから通信設備を借りていて、さらに提供するサービスも本当に必要なもののみに絞っています。

通信設備を借りるにはレンタル料がかかりますが、自分で通信設備を設けるよりもずっとお手頃。

また格安SIMはサービス自体もとてもシンプル。

ほとんどのMVNOは店舗を持たず、ネットで購入や支払いの手続きやサポート等全てのことが済む仕組みになっている。

シロイヌ

そういうことで格安SIMが成り立っている訳ですね!

と、ここまでがMVNOが伝えている格安SIMが「格安」である建前の理由。

でも、サービスが安いには安いなりのデメリットはあるのではないでしょうか?

格安SIMのデメリットは?

いちユーザーとして格安SIMのデメリットをざっとあげていきます。

1. 通信速度が遅い&速度に違いがでる

大手キャリアに比べると、格安SIMは「通信速度が遅い」のが一般的です。これが一番のデメリットでしょう。

余裕のある回線を1人で使うのと、前者と同じ回線を複数人で使うとしたら?

後者は経済的な反面、混雑する(=速度の低下)わけで。

またその通信速度は、MVNOによっても大きく違いがあります。

どうして違いがあるの?

違いがある理由は、MVNOがどれだけMNO(大手キャリア)から帯域を購入しているか(借りているか)と、

その帯域をどれくらいのユーザーが利用しているかによるから。

詳しく説明すると、

MVNOがたくさんの帯域を借りていれば通信が安定しますし、逆に少ない帯域しか借りなければすぐに混雑して通信速度が落ちてしまう。

また通信帯域が一定の場合、ユーザーがいきなり増えたり、もしくはユーザーが同時にアクセスすれば通信速度は一気に落ちます。

良心的なMVNOならユーザー数が増えたところで帯域の追加購入をして、通信速度を保つように考えるかもしれません。

けれどもそれはMVNOそれぞれの経営事情にもよるところ。そううまくも行かないのが現状のよう。。

ですから格安SIMの通信速度は日々変わるものと理解しておく必要はありますね!

対応策

これからMVNOを選ぶなら、データ速度にこだわって選ぶと良いです。

とはいえ、上でも説明したとおり通信速度は日々変わるものであり、時間によってもまちまち。

なので「このMVNOが一番速い!」という判断はなかなか難しいかもしれませんね(汗)

それでも目安として、通信速度を比較しているサイトが参考になります。その場合複数のサイトを見比べるのが良さそう。

他にも判断方法があるとしたら?

一つの見方ですが、自社や自社グループでMVNEでMVNOの方が通信帯域を確保しやすく、結果的に安定した通信を維持しやすい立場や状況にあると言えます。

また複数のMNOの帯域と契約していて、自社の設備を持って運用しているところも良いでしょう。

具体的なMVNOをあげると?

MVNE事業社でもあるMVNOをいくつかピックアップしました。

2. SIMロック解除という手間

格安SIMが気になる人に立ちはだかる「SIMロック解除」という手間。こちらも見逃せないデメリットでしょう。

格安SIMをこれから利用するユーザーはこのどちらかですよね↓

  1. 新品端末込みでの格安SIMを考えている
  2. 今持ってるスマホを格安SIMで使いたい

スマホ本体込みで格安SIMを考えているのなら問題ないのですが、例えばこんな場合は少し注意が必要かもしれない。

使用していた(もしくは中古で購入した)iPhoneをそのまま格安SIMで使う場合です。

その場合、iPhoneのキャリアの格安SIM、もしくはキャリアのMVNOのSIMカードを購入しなくてはいけません。

そうでなければSIMロック解除をする必要があります。

SIMロック解除は自分ですることもできますが、なかなか手間ですよね。

店舗で作業してもらうと有料になるし。。

またSIMロック解除はすべての機種でできる訳ではありません。SIMロック解除できる機種が限定されています。

対応策

これから格安SIMを選ぶなら、まずは自分の手持ちの端末に合う回線(MNO)を選ぶこと。それが手間を回避する手段です。

MNOがドコモの場合ドコモ回線を利用するMVNOは多いので、新たな契約にも選択肢は多く、比較的楽かもしれません。

3. 利用できないサービスがある?

大手キャリア(MNO)と比較して、格安SIMでは利用できないサービスや機能があります。人によってはそれが大きなデメリットになり得るので、利用前に確認したいところです。

では利用できないサービス・機能はどんなものでしょうか?一つずつ見ていきましょう!

利用できないサービス①:「キャリアメール」

キャリアメールとは?

大手キャリア(MNO)が運営しているメールのこと。携帯を契約すると付いてくるメールアドレス。「@docomo.ne.jp」「@softbank.ne.jp」「@ezweb.ne.jp」など。

格安SIMでは大手キャリア(MNO)のサービスにあるキャリアメールがありません(Y!mobileとUQモバイルは用意してある)。

大手キャリア(MNO)から格安SIMに乗換えると、それまで使っていた「キャリアメール」のメールアドレスが使えなくなってしまうのが通常です。

対応策

GmailやYahoo!メールなどを利用したり、LINEやMessangerでやり取りしたりできます。

ただ最近ではドコモとauが「メール持ち運び」サービスを発表しました。

これによりキャリア(MNO)から格安SIMなどに移行しても、キャリアメールのアドレスを継続して利用できるようになります(ドコモは2021年12月16日、auは20日から)。

利用できないサービス②:「災害掲示板」

大手キャリア(MNO)は災害時の伝言掲示板や警報システムのサービスがありますが、格安SIMにはないこともあります。

対応策

代わりとなる災害用アプリを入れておきましょう。

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利用できないサービス③:「おサイフケータイ機能」

おサイフケータイとは?

携帯電話に埋め込まれたFeliCa(フェリカ)チップ(ICチップ)を使った決済サービスのこと。FeliCaチップ内蔵の端末自体の呼び名でもある。

お店の読み取り機にかざして支払いをしたり、ポイントをためたりすることができるおサイフケータイ。乗車券や搭乗券にもなります。

おサイフケータイで利用できるサービス
  • iD
  • nanaco
  • QUICPay
  • Suica
  • WAON

おサイフケータイは格安SIMでも利用できますが、すべての会社のすべての機種で利用できるわけではありません。

対応策

Felica搭載端末であれば格安SIMでも使えます。

Felica搭載端末

iPhone → iPhone 7以降

Android → Felica搭載の記載があれば

利用できないサービス④:「テザリング」

テザリングとは?

テザリングは「連結する」「つなぐ」という意味。

データ通信機能(=携帯電話会社の回線を使った通信)をもったSIMが差し込まれている携帯電話・スマホなどを親機として、他の端末にインターネット接続することをいう。

以前は対応不可だった格安SIMでのテザリングも、最近では可能なところも多いです。

ただ通信速度や速度制限の条件の確認は必要。

対応策

「インターネットを無制限に使用できる」とか、「翌月にデータ容量を繰り越すことができる」などのサービスを選ぶと良いです。

利用できないサービス④:「通話機能」

格安SIMのサービスでは「データ通信のみ」のプランと「音声通話とデータ通信の両方対応」の2つのプランがあり、通話料金は高めに設定されていることもあります。

対応策

「かけ放題プラン」のある格安SIMを選んだり、LINEやskypeなどの無料通話アプリを活用しましょう。

利用できないサービス⑤:「かけ放題プラン」

大手キャリアではオプションで用意している時間無制限の「かけ放題プラン」は、格安SIMでは提供するところは少ないです。

対応策

「かけ放題プラン」を提供している格安SIMは少ないですが、提供しているところはあります。

「かけ放題」は契約プランの「データ容量」に応じて提供という形をとっていたり、MVO独自の専用通話アプリを利用することでかけ放題が可能という形で提供しています。

「かけ放題」を提供している格安SIMをいくつかピックアップしました(以下4社)。

「かけ放題」提供している格安SIM

格安SIMが向いている人は?

格安SIMのデメリットを載せてきましたが、そんな中でも格安SIMがおすすめな人・格安SIMが向いている人をあげるとしたら?

それは、「節約に力を入れている・上昇志向の強い方」ですね!

デメリットをデメリットと感じない人で、なんでも自分でできる人。

ネット申し込みに抵抗なし・クレジットカード払いOK(むしろポイント貯められてラッキーと受け取れる)な人で、回線に不満があってもより良いサービスを目指してサラリと次に移れてしまう人。

実際格安SIMは一度使ってみて「なんか回線がイマイチ。。」と思っても、何年契約という縛りがなければすぐに次のMVNO(MVNEを見て)に移ればいいだけのこと。

「最低利用期間」の縛りなし、もしくは縛りが緩いのが格安SIMの特徴の一つであり、大きなメリットでもあります。

また、以前は大手キャリアの通信サービスと比べると利用できないサービス・機能の差が大きかった格安SIMも、今は通信サービスがどんどん良くなってきていて、実店舗数も増えてきています。

「格安」の上にサービスの差が無くなってきている。。

このままデメリットが無くなれば、ただ「格安」だけが残ることになるのでしょうか!?

そんなところも今後注目したいところです。


チェックすべき格安SIMのデメリットは?対応策と格安SIM向きな人、いかがでしたか?

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!

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