小学生の「嫌いな教科1位」に上がる算数ですが、楽しく学ぶ方法はあると信じています。
確かに得意・不得意はある。
でも学び方やきっかけによっては、算数が好きになることもありますよね。
ということで今回は、算数を楽しく学べるおもちゃの紹介をさせていただきます!
苦手な算数も学び方次第で楽しくなる?
学校の算数は楽しくなくても、算数自体を嫌いになるのは残念ですよね。
算数は生活に密着しているものでもあるから。
ピカソなどの有名画家はただ絵を描いていたのではなく、その絵に数学的思考が入っていたんだとか。
だから天才なんですね!
算数に苦手意識があっても学び方のアプローチを変えれば、楽しく学ぶことができ、身に付くことはあると思うんです。
自分に合う学び方だってそれぞれ。
ある人は、一般的な授業が身に付きやすいでしょうし、
ある人は、耳から入る情報が身につきやすいでしょう。
またある人は、体を動かしながらの体験型が身に付きやすいのかもしれない。
ですから、学校の授業で習っているものが学校の授業のやり方でわからなかったとしても、それがイコール苦手とは限らないのではないでしょうか?
おもちゃで楽しく算数が学べる?
算数に苦手意識がある子、もしくはこれから小学校に入ろうとしている子が楽しく算数を学べる方法があるとしたら?
一つのヒントとして、おもちゃをご紹介したいと思います!
まず小学校一年生の算数で習う十進法には、このおもちゃがおすすめ。
『プラステン』
これは1を「数」としてではなく、「量」として捉えることができ、10の固まりを理解することができます。
10進法を習うための「そろばん」ですね。
このおもちゃは1歳から遊べます。
初めの頃は棒から円盤を外す→別の容器に入れるなどの遊びから始まり、
年齢が上がるにつれ、
棒通しや、
色分け、
おままごとに使う、
などの指先遊びに活躍します。
わが家の4歳児も紐通しをしたり、円盤で形を描いたり(平面構成遊び)しています。
このように算数を「学び」からスタートするのではなく、「遊び」からスタートできるおもちゃなんです。
また子供が小学生であれば、こちらの↓カードゲームを加えてみるのも。
『ピッグテン』
これら2つのおもちゃを併せて、算数の数や足し算を楽しく学ぶことができます!
※作業台が汚くてすみません(汗)
遊び方はこう。
『ピッグテン』は場のカードに、順番に手持ちのカードを足していきます。
場のカードに足して丁度「10」になったら場のカードがもらえ、最後に手持ちのカードが多かったプレーヤーが勝ちというルールです。
足して10になる数字で色分けされているカードは、まだ足し算が定着していない子でも進めやすいポイント。
5は特別に足しても、引いても良いカードです(+−が書いてある)
ではゲームを始めましょう。
プレイヤーは1人3枚ずつカードを持つ。
引き山のカードから一枚とってめくり、隣に置く(場のカード)。
場のカードに手持ちのカードを1枚出し、10、もしくは10以下の数になるカードをプレーヤーは出していきます。
手持ちのカードを出すときは、場のカードと合わせるとなんになるか、数をいいながら出します。
ちょうど10になったら、カードを出したプレイヤーが場のカードを全てもらえます。
10以下の数字であれば続行。次の順番のプレーヤーです。
もし10以上になれば、前のプレイヤーにそれまでの場のカードを渡すことになります。
そして自分の番では、たとえ10以上になるカードしか持ち手になかったとしても、必ずカードを場に出すのがルール。
例えば上の画像のように、7(場のカード)という数がよくわからない子であれば、『プラステン』の円盤を筒に入れてみます。
丁度手持ちのカードに3があったので、3を場に出す。
この2枚を足すと丁度10になるので、3を出した者はこの2枚のカードを獲得。
もう少し例を出しますね。
例えば8であれば、手持ちのカードの中に足して10、もしくは10以下になるカードを見つけて出します。
では手持ちに10以上になる数字しかなかったら。。?(絶対にカードを出さなければいけないルール)
↑画像のようにプラステンの8に3つ足すと、10を超えることがわかります(つまり相手にカードが渡ってしまう)。
出すカードが合わせて10以下であれば、どんどん枚数が増えていくことに。
このように『ピッグテン』のゲームを進める上で『プラステン』があると、足し算がわかりやすく、十進法を遊びながら身につけることができます!
また、『プラステン』はかけ算を教えるのにも最適。子供はかけ算を可視化して理解することができます。
算数を楽しく学ぶおもちゃとは?
算数の学習につながるおもちゃは結構あるんですよね。
上でご紹介した『ピッグテン』のように算数につながるカードゲームも色々。
プラステンは円盤を取ることができる作りですが、
↓このようなそろばんが一台でもいいですね。
さらに、数学的思考を体験できるおもちゃがあるとしたら?
幼児期は教材や知的玩具としてではなく、遊びながら自然と身につけるものとされます。
平面構成遊び
バラバラな素材を使って何かを形作る遊びを、「構成遊び」といいます。
その遊びは、モザイクのように平面的だったり、積み木やブロックのような立体的なものだったり。
実はこれらも算数を楽しく学ぶために役立ちます。
ということで「平面構成遊び」のおもちゃをピックアップしてみました。長さや面積を体験し、基本的な色の学習にもなります。
立体構成遊び(積み木)
「構成遊び」の立体版。積み木にも数学的なものがあります。
立体構成遊び(積み木以外)
遊びながら数学を体験できる「立体構成遊び」は、積み木以外にもあります。
本物の形に近いものが作れるものや、↓
かなり高度な数学的立体が作れるものも↓
まとめ
計算や暗算ばかりだと、できないことで算数が嫌いになるかもしれない。
でも算数の学びはおもちゃとして遊んだり、体験できるような楽しい面もあります。
学校の授業や、プリント中心の学びに行き詰まったら、このようなおもちゃを算数の学習に取り入れることが、算数が好きになるきっかけになるかもしれません。
算数を楽しく学ぶ!足し算などが遊びながら身に付くおもちゃとは?、いかがでしたか?
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!