お子さんは雲梯(うんてい)ができますか?好きですか?
わが家は今、6才の長男と雲梯の練習をしています。雲梯でトレーニングをしている、という表現が適切かもしれません。
まずはトレーニングの経緯をお話しして、雲梯ができなくて嫌いだった長男が、最終的に雲梯ができるようになり、好きになった練習内容と、練習を続けるポイントを書いていこうと思います!
トレーニングの為だった
わが家の長男(6才)は、登山を趣味としています。登山が大好きで、今は「鎖場に行きたい」んだとか。
鎖場は万が一の場合、命を落とすこともあります。
いきなり登るのはリスクが高いと踏み、平地でのトレーニングをすることにしました。
そもそもトレーニングをしてまでも行きたいという強い意志がなければ、鎖場には連れては行けないと思い、子供と相談して早朝のトレーニングを始めました。
長男は小さい頃良かれと思って自転車に早めに乗せたこともあり、脚力はある方かと思いますが、逆に上半身が華奢で肩幅が狭く見えます。
実際腕力も無かったので、公園の雲梯と鉄棒でトレーニングすることにしました。
一本も進めない!?
トレーニング初日、実際に初めて雲梯をする長男を見て愕然としたのです!
一本も進めなかったのですから!
これは「鎖場に行くまでもなく、腕力的にやばいのではないか!?」と大げさですが、母親なので心配になってしまいました。
長男を見ていると雲梯の一本目の棒に、
掴まっては落ち
掴まっては落ち
を繰り返し、次の棒に手を伸ばすまでも行かず地面に着地していました。
しまいには「できな~い」と弱音を吐き、諦めていました。
自分基準だと…?
私自身の幼稚園の頃の話ですが、雲梯は楽しい遊具でよくやっていました。
全部できるようになったのを、母親に見てもらうのが嬉しかった思い出があります。
雲梯ができないとか、難しいとか、怖いとか、そんなイメージは全く自分の中にないので、小学校1年生の男の子ができないなんて衝撃的だったんです。
私の概念に過ぎませんが、運動が苦手だった私ですらできたのにわが子ができないのかと、納得行かず、なぜできない??と疑問でした。
気持ちの問題もある?
長男の現状を見て、いきなり長いうんていは難しいと判断し、湾曲した小さいうんていで「棒に掴まる練習」から初めました。
ひたすら長い雲梯を見ると気弱になっていた長男も、湾曲した小さい雲梯での掴まり棒はとっつきやすかったようです。
回数を重ねるごとに、長く掴まっていられるようになりました。
雲梯の練習内容
前置きが長くなりましたが、私たち親子の練習内容を書き出してみます。
早朝1日15分を約週4回(雨の日は中止)、3週間程続けました。
①ひたすら掴まり棒
皮が剥けて痛いと言った時には、
声がけ→「よく手を使った証拠だね」
と励ましました。
そしてタイムを毎回測り、少しでも成果があれば、
声がけ→「昨日より長くできたね!」
と、二人で喜びました。
②鉄棒前周り
これも腕の力をつけるためと、雲梯には身軽さも必要と思い、取り入れた内容です。
できた回数を数え、「次回はそれ以上やる」という目標が自動的にできました。
③お猿さんぶらぶら
掴まり棒が少し長い間できるようになり、自信がつき始めた頃、
「じゃあ今度はお猿さんみたいに、ブラブラ体を揺らしてみようか」
と提案。その練習も加えました。
成果が現れてきた
毎日少しずつでしたが棒に長く掴まっていられるようになり、自信がついてきたからか、自分からその湾曲した小さな雲梯をする姿がありました。
ほんの4本くらいでしたが、進めるようになったことをとても喜んでいました。
最初は一本も進めなくて、やるのさえ嫌がり、やる気も無かった最初の長い雲梯を、自分から「やってみたい!」と言い出したのです。
私は(まだちょっと難しいかな)とも思いましたが、見守っていました。
結果5本進めた!練習の成果がちゃんと出たのです!
モデリングは同世代がいい?
日付変わり、ある週末公園に行ったところ、長男より大きい女の子が雲梯をしているところを長男が見ていました。
それがきっかけかわかりませんが、、
あの5本進めた数日のうちに、例の長い雲梯の端から端まで、できたんです!
私も雲梯をお手本でやってみせたんですが、やはり同年代の子がやっているのがモチベーションとなったのかもしれません。
トレーニングの帰りの道中で、数週間前は一本も手が出せなかった雲梯が全部でき、長男は達成感に満ち溢れていました。
「今まで練習してきた中で、今日は一番嬉しい日になった!」と朝から清々しく、喜んでいました。
練習を続けるポイントは?
長男は「鎖場に行きたい」気持ちは強かったものの、早朝のトレーニングには行きたがらない日も多かったです。
ただ一度決めたことは、続ける。つまづいたらやり方を変えて、諦めずやり続ける。
それを子供に促しながら、私も続けることの大切さに気づかされました。
ポイント①
朝トレーニングに行きたく無いから行かない、では無くて、行きたく無くてもとにかく家を出る。
家から一歩出て体を動かすことで、やる気が少しずつ出てくるものです。つまり家を出るまでが問題です。
ポイント②
習慣化するためにも、時間を決めることです。
毎回親が行く時間を決めて声をかけるのは、子供が嫌がります。
子供と相談し時間を決め、毎日同じ時間に取り組みましょう。
ポイント③
雲梯だけをしていると子供は飽きます。気分転換に、鉄棒、縄跳びなどもすると相乗的効果もあります。
公園の遊具で遊ぶ、水分補給するなど、休憩を挟むことでまた頑張れます。
感想、そしてこれから。。
今回子供は苦手だと思うことも、少し背中を押すことによって短期間に克服、達成でき、大好きになることもあるのだと実感しました。
ただあえて親が付き合わなくても、本人が自発的にやりたいと思ってやれるのが一番です。
それを待ってあげても良かったかもしれません。ですが、なかなか親は待てない(苦笑)
長男は雲梯はできるようになりました。
私たち親子にとって、ここがスタートラインです。今後は雲梯で、いよいよ鎖場に向けてのトレーニングを始めます。
一段もできなかった【うんてい】ができるように!その練習方法とは?、いかがでしたか?
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!
コメント
コメント一覧 (1件)
我が家では鉄棒でぶら下げる練習から始まりました。腕に力が付けばうんていも出来るようになりました。最初は抱っこしたながら半分まで頑張らせて出来る様になってからはハラハラしながら見守ってます。運動出来て損は無いです。焦らず練習に付き合ってあげて下さい。