HSCが大人になるとこうなる?過去の私と大人になった現在の私

 

こんにちは!シロイヌです。

 

「HSCが大人になるとどうなるんだろう?」

 

とHSCを持つ親御さんは不安になるかもしれません。

 

ひときわ傷つきやすく、繊細であれば、大人になってからも辛いんじゃないかって。

 

私は最近この「HSC」という、人格の特徴を知りました。

 

どんなものか調べてみて、「なるほど、これは過去の私そのものじゃないか」と思った訳です。

 

そんな私の過去や、現在についてお話しすれば、きっとHSCを持った親御さんも、少しは安心するんじゃないか?

 

そんなふうに感じたので、私の過去に遡り、そして現在の様子を、ざっくりとお話ししようと思います!

 

目次

HSCってなに?

HSC(Highly Sensitive Child)とは、「感覚や人の気持ちに敏感で傷つきやすい子ども」と定義されている、生まれつきの性質を表した言葉です。

 

HSCは医学的な概念ではありません。人種や性別に関係なく5人に1人の割合で存在すると言われている、生まれながらに持った性質です。

 

音や匂いに敏感で、にぎやかな場所や集団行動が苦手といった傾向があります。

 

「トイレに行きたい」と言えなかった幼稚園時代

自分で覚えている限りですが、幼稚園のころすでに自分は人より繊細であることを感じていました。

 

引っ越しや転園が度重なっていたことで、新しい定住地になかなか馴染めなかったことはあったと思いますが、

 

それでも幼稚園の保育時間に、「トイレに行きたい」というのが恥ずかしかったのを今でも覚えています。

 

 

それでどうしたかというと、その場でお漏らししてたんですよね(汗)

 

そのほうが恥ずかしいですが。。小さな私はなぜかそれができなかったのです。

 

それほどに繊細で、気にしいでした。

 

新しい状況に不安だらけの小学生時代

HSCだった私は、小学校時代も何かと心配事は多かったです。

 

例えば、「担任の先生が変わること」「クラス替え」や「席替え」など、新しい状況にいつも不安でした。

 

「椅子取りゲーム」とか、本来子供が楽しむゲームすら好きではなかった。

 

もちろん、楽しめたイベントもありましたが、その一方で、人一倍何かとハラハラ・ドキドキしていたように思います。

 

当時絵を描くのがとても得意だったのですが、絵で賞をもらうことにも恥ずかしさを感じていました。賞もらうと、全校朝会で賞状もらうんですよね。

 

だからむしろ「賞をもらいたくない」とすら思っていた。

 

さらに学年が上がるごとに、だんだんと容姿や能力、複雑な家庭環境にコンプレックスを抱えるようになりました。

 

ただ不安が多かった一方で、幼稚園の時と比べると友達が増えてきて、少しずつ自分の気持ちも出せるようになってきた頃です。

 

目標を見つけた中学生時代

HSCだった私の中学生時代はどうだったかというと、小学校に引き続き、いろんなイベントに後ろ向きで、多くのコンプレックスにより深く悩んでいました。

 

当時はテストの順位がリアルに出たから、そういった格付け的なものに落ち込むこむ場面は小学校より多くなった頃。

 

ただ中学校で私は英語が好きになり、「高校になったらなんとしても留学するんだ!」という強い目標を見つけたので、

 

学校に行きたくない時期があっても、目標があったおかげで、乗り越えられたんじゃないかと思います。

 

もしその時、自分の好きなことが何にもできなくて、目標がなかったら、どうなっていたかなぁと。。

 

と、こんな幼少期がありましたが、高校からはいよいよ自分の選択の自由が少しずつ出てきました。

 

小さかった自分にとってみたら、一つの大きな目標を達成できたことが自信になり、より開放的になったことで、

 

HSC気質は引き続き抱えながらも、だんだんと自分の人生の楽しさが出て来た感じです。

 

HSCが大人になると?①:交友編

これまで私の幼少期をお話をしましたが、大人になるとどうかというと、

 

やはりHSCの気質はまだあります。

 

じゃあ今でも昔のように小さなことで敏感に反応したり、傷つきやすいかと言ったら、昔と全く同じではありません。

 

人よりは敏感なところも、傷つきやすいところもあるとは思いますが、

 

とはいえ!人並みに生活できていますし、今コンプレックスはかなり薄らいでいます。

 

HSCでも友達はそこそこいるし、大抵の人と上手くコミュニケーションは取れます。

 

またHSCだからこそ、同じHSC気質の友達もいて、お互い通じ合うものがあるのか、より深い共感ができているようにも感じます。

 

そんな訳で二人のソウルメイトにも恵まれました。

 

HSCだから寂しいとか、交友関係が上手くいかない訳ではないと思っています。

 

HSCが大人になると?②:社会編

HSCの私が大人になった今、社会ではどうかというと、相変わらず何かの集まりは苦手です。。

 

集まりというのは、例えば「決められた集まり」。

 

学校の集会とか、幼稚園の保護者会などです。

 

役員に立候補したこともありますが、やっぱ苦手だなぁと(汗)

 

参加している時間は周りと仲良くできますし、特別問題ないのですが、ただ物凄く気疲れしてしまうんですよね。

 

帰ったらぐったり。他の保護者もそうなのかな…?

 

自分で決めたものならいいのですが、人の決めた枠の中にフィットしようとすることに、すごく無理が生じてしまうんです。

 

HSCが大人になると?③:仕事編

HSCだった私の仕事に関して話すと、これもHSC気質の良心的特徴からなのか、ついついやらなくてもいい仕事まで引き受けてしまったりってこともあったように思います。

 

また大勢と仲良くできても、その中に一人自分が「嫌だ」と感じる人がいると、その人のことばかり気になったり、怖がったり、憂鬱になることは過去にありました。

 

もしかしたらHSCは、会社などの場で大勢と働くより、自分の得意なことや専門分野で個人で働くことがいいかもとも思います。

 

学校のように決められた枠の中で言われたことをするのは、HSCにとってかなり苦痛かもしれません。

 

私の周りのHSC気質の友人は皆そう。

 

だからもし子供がHSCだと感じたのなら、みんなと一緒とか、一般的なもの・平均値を目指すのではなく、

 

その子が好きだったり、得意分野を生かした生き方を自由にさせてあげると、

 

それがその子の大きな自信になって、より楽しい人生になるんじゃないかと思います。

 

いつまでもHSCじゃない?

また、HSCだからと思っていても、大人になる過程の経験によってかなり性格は変わります。

 

私も幼少期からの要素は引き続いていても、目の前のやらなきゃいけないことや目標があることで、

 

そんな気質すら忘れて、意外と大胆なことはできるようになりました。

 

周りのHSCの友人を見ても、悩みながらも人が絶対にしないような発案をしてみたり、

 

自分の好きなこと、得意分野を生かして、人に囲まれながら楽しく過ごしているように見えます。

 

だから「自分はこういう気質」だからという「思い込み」はあるんじゃないかな?と。

 

HSCの親であれば、子供の気質をあまり心配するよりも、その子に共感したり、

 

特段の精神不安がないようであれば、「この子は自分の問題を自分で解決する力がある」と信じ、

 

少しほっとくくらいがちょうど良いように感じます。親がいなくても子供は育つものですから。

 


 

HSCが大人になるとこうなる?過去の私と大人になった今の私、いかがでしたか?

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!

 

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