小学生との母子旅は「学び」を入れる?ネットワーク型学習とは

シロイヌ

こんにちは!

小学生の子どもと母子旅をするなら、学びのあるものにしたい、そう思いませんか?

ただ見る・食べる・楽しむではつまらない。どうせなら、テーマを持った「オリジナルの旅」を母子で楽しみたい。

私はそう思います。

「学び」というのは勉強ではなく、実際に目にしたり体験する「体験型学習」ですね。

「ネットワーク型学習」ともいえるかもしれません。

読んだ本について実際に体験することで学びを深める、みたいなもの。

そんな訳で今回は、小学生の子どもとの母子旅でできることについて、自身の経験を含めて書いてみようと思います!

目次

そもそもなぜ母子旅?

機内の小学生の子ども

「そもそもなぜ母子旅?」

そう感じる人もいるかもしれない。

母子だけで旅をする理由はいろいろです。

母子家庭の場合もあるけども、わが家のように夫が「旅行嫌い」の場合もあったり、夫が仕事で家族旅行できない場合もある。

中には夫も来れるけど、「母子だけで旅行したい」という方もいます。

母子旅をよくする私ですが、結構楽しいんですよね!自分で何もかも計画できるから。

大人一人分の費用がうくってメリットもあったり(爆)

小学生の子どもとの母子旅とは?

小学生の子どもとの母子旅は、ただリラックスして楽しむ旅ももちろんいいけれど、「学び」のある旅があってもいいと思うんです。

先日こんなヒントがありました。

子どもへの本の「読み聞かせ」について本を読んでいたところ、ある本の言葉に目が止まりました。

「ネットワーク型学習」です。

こちらの書籍

超アウトプット式!?ネットワーク学習とは?

「ネットワーク学習」とは、本物を見る・触ってみる・実際にやってみる、といった超アウトプット式学習法のこと。

「読み聞かせをより効果的にするためには、本を読んだ後ネットワーク型学習につなげること」、とありました。

「ネットワーク型学習」という言葉の定義がある訳ではありません。「読み聞かせから広くつなげてみよう」という意味で使われたんだと思います。

具体的にどんなことをするの?

本の中では具体的にこんな例があげられています。

  • 魚の図鑑を見た後で、水族館や魚屋に行って実物を見てみる
  • 草木の本を読んだなら、公園に行って葉っぱを拾い、押し花や草木染めをしてみたり、虫眼鏡や顕微鏡で葉っぱを観察してみる

実際に体験することで、より深い学びになるわけですね。インプットもアウトプットも両方大切ということでしょう。

小学生の子どもと母親ができる「学び」の旅とは?

小学生の子どもと母親の「学び」の旅なんて聞くとなんだかお堅く聞こえますが、子どもの興味に沿った旅をプランするだけで自然と「学び」になるんじゃないかと思うんです。

ここで過去のわが家の母子旅の様子や、具体案をあげたいと思います!

子どもと本物を見に行く

ある時子どもと本物を見に行くことにしました。

わが子はなぜか災害について強い関心があるんですよね…。図書館に置いてある子ども向けの災害の本は全て読破したんじゃないでしょうか??

災害についての一通りのことが可愛いイラストと共に書かれています。チェックリストやサバイバルカードが便利。

「被災地が今どうなっているか見てみたい」

小学生の子どものその言葉に迷いはありましたが「知ることは大切」だと思い、「震災伝承館」に連れて行くことにしました。

震災伝承館と子ども

震災当時のままに保管されている光景を見た本人は、恐ろしい思いが少なからずあったようです。

また、復興する力にも驚いていました。

そして本人は、実物を確かめられたことをとても満足していました。

その場所に小学生と小さな下の子を連れて行ったことが、良かったかどうかはわかりません。

あまり尾を引くのもただ落ち込む旅になってしまうので、その後はきちんと美味しいものを食べたり、いわゆる旅行的なことをして楽しみ、帰路につきました。

普段はあまり食べない甘いスイーツも親子で解禁!めちゃくちゃ楽しんでいました。

観覧車と子ども

土地の空気感を子どもと感じる

行き先の土地の空気感を子どもとただ感じるような旅もしました。

海外に行く前に「日本らしさ」を子どもに見せたいと思っていた私。

「文化は100年間伝承できなければ無くなる」なんてちょうどタイムリーに聞いていたものだから、子どもに少しでも「日本らしさ」に触れさせたいと思ったんです。

そこで小学生の子どもに、美しい神社やお寺や美術品を見てみたいか聞いてみたところ、意外にも食いついて…!?

そんなワケで、古都・京都に行くことを決めました。

そして「どうせ行くなら神社仏閣について子どもと一緒に学んでおこう」と思い、予備知識のための本を図書館から借りてきて毎晩子どもに読み聞かせることに。

本では、神社仏閣にはどんな種類があるのかとか、参拝の仕方とか、祭られている神様のこととか、そもそも祭りとはなんなのかとか、そんなものを母親の私も子どもと一緒に知ることができました。

シロイヌ

子ども自身では選ばないような本も親が読み聞かせることで、興味を持ったりしてくれますよ!

今回行く場所を決めたのは母親の私です。子どもはまだ地理感覚がわからないので、それは連れて行く私が決めることにしました。

選んだ場所は舞台からの景色が美しい清水寺と、

十円玉に描かれている平等院、

平等院と十円玉

昔ながらの町屋(犬矢来いぬやらいなど)を見せるために祇園に、

出世をあやかりに(?)豊臣秀吉のお墓に、

そしてわびさびの世界観や美術品を見るために建仁寺に行きました。

建仁寺にて。合唱しているお地蔵さんと。

3泊4日だったので盛りだくさんになったのですが、肝心な小学生のわが子の感想はというと…?

歴史的建造物などよりも、観光客の多さや、美味しいものを食べたことの方が印象に残っているようで(汗)

これは大人でもあるあるですけどねー。私自身も食事が1番の楽しみでした♪

今回はただその場の空気感を感じるだけでよしとした感じです。

小学校高学年や中学生など歴史の予備知識がある子どもには、更に楽しい学び旅になるかもしれませんね。

もし子どもが小学校高学年だったり学ぶ意欲があるのなら、親があらかじめそれについての知識をつけておき、子どもにわかりやすいように解説できればいいんじゃないかとも思います。

小学生との母子旅のプランはいくらでも想像できる

上では私が小学生のわが子とした母子旅を話しましたが、こうした案は子どもの興味に応じていくらでも想像できます。

例えば「こんとあき」を読み、こんとあきが訪れた「鳥取砂丘」に実際に行ってみる、とか。

例えば忍者の本を読み、

忍者とはなんなのか、いつの時代にいたのか、どんな役割があったのかなどを図書館で調べてみたり、

「忍者屋敷」に行って忍者体験をしてみる、とか。

例えば「ハリーポッター」を読み、チェスとはどんなゲームなのかしてみるとか、

初心者でもすぐにゲームすることができる

フクロウなど猛禽類について調べてみるとか、

実際にロンドンのキングスクロス駅に行って9と3/4番線を探してみる、とか…!?

(渡英の規制が緩和されたことだし)

それこそ「ネットワーク型」学習法なので、名前のごとく網目状につながるものを体験学習として広げて行っていいですよね!

他県に行くなら、ついでに日本の都道府県を覚えてもいいし、、

海外に行くならこんなパズルを利用しても。

小学生の子どもとの母子旅を成功させる【3つ】のポイント

小学生の子どもとの母子旅行を成功させるポイントがあるとしたら?ここでは【3つ】あげていきます!

旅のテーマを決める

小学生の子どもとの母子旅は、1つテーマを決めるといいです。

この1つのテーマが母子旅を120%楽しくする!

あれもこれも見る・体験するだと、ただ「時間に追われた旅」になってしまい、なんのための旅なのかわからなくなってします。

なんでも体験すればいいわけじゃないですね。

ここは子どもの興味に沿った場所選びをするべき。その方が学びは深く、かつ単純に楽しむことができます。

旅行は「準備期間から既に旅行は始まっている」なんて言われたりもしますが、準備期間から母子旅を楽しみたいものです。

また旅行雑誌は子どもにはあえて見せません。

ワケは、旅行雑誌の写真が「綺麗すぎる」ことにあります。

現物を見てガッカリしたり、「写真の方がキレイ」と思うことは大人でもあるはず。

子どもなら特に初めて見るのは本物か、白黒写真くらいがいいように思います。

計画する側はしっかり見ますけどね〜。

旅行雑誌は新しいのに限ります。数年前の雑誌だと、すでにお店が閉店していたりなど状況がいろいろ変わってることがあるので注意!

旅行雑誌は『ブック放題』で無料で読める

旅行雑誌「るるぶ」

母は綿密な計画を

移動手段やホテルの予約など計画して決めていかなきゃいけないことだらけで、大人は楽しいばかりでないこともあるかもしれない。

ただ適当で行くと、適当な結果にしかならないもの(汗)

行く先々の情報はあるに越したことはないし、土地勘もある程度あった方が良いでしょう。

具体的にできることは?

  • 行き先を決めたなら、そこまでの道のりと、都合の良い立地の宿泊施設を選ぶ
  • 行き先の地名や、最寄りの駅やバス停等を把握しておく
  • 人気の食事処に行くなら、事前に予約をしておく

など。

その場で調べながら行くという旅もあるかもしれないけど、小学生と言えど年齢によっては子どもは疲れて「学ぶ」どころではなく、むしろ疲れによって楽しい雰囲気がなくなるかもしれません。

旅行当日母子ともにスムーズで快適な移動ができてこそ、充実した母子旅になると思うので、面倒でも事前の綿密な準備をしておくことをおすすめします。

また小学生以下の小さな子を連れているのなら、「午前は出かけて午後はホテルに戻る」みたいな無理のないプランが良いです。

わが子もホテルに戻って、「自分達の好きな遊びをする時間」を喜んで過ごしていました。

航空会社からもらったスゴロクをする子ども
航空会社からもらうおもちゃ。自宅から持参する必要はない。

食事をテイクアウトしてゆっくりホテルで食べることもありました。

万が一に備える

母子旅行には万が一をしっかり備えておくべき。迷子になった時のためなどに、ですね。

具体的には?

  • 家にいる家族に行き場所と泊まる先をしっかり伝える
  • 子どもに水とちょっとした食べるもの、サバイバルカード(身元確認ができるもの)をリュックに入れて持たせておく
  • 子どもに滞在するホテルの名や最寄りのバス停・駅等を覚えさせておく(紙に書かせて持たせる)

小学生はもちろん、小さな子どもにも自分の荷物を持たせておくのが良いでしょう。

何かあった時に頼る大人についても、伝えておくといいかもしれませんね。

まとめ

小学生の子どもとの母子旅は学びあるものにしよう!ということで旅を「ネットワーク型学習」につなげるお話でした。

幼稚園だとまだ体力的なものが追い付かなかったり、別の意味で子ども主体になってしまいますが、小学生になるとできることがうんと広がり、母子旅が一層楽しくなることです。

母子だけの楽しいオリジナルな旅をしていきましょう!

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!ではでは。

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