家庭環境が悪い子供は大人になっても不幸のままなのか?私の場合

 

こんにちは!シロイヌです。

 

「家庭環境が悪い子供は大人になっても不幸のままなのか?」

 

子供だった自分が知りたかったことかもしれない。

 

家庭環境が悪い場合、幼い自分ではどうしようもなく、出口の見えないトンネルを歩いているように、

 

怖くて、冷ややかで、寂しくて、不安で、絶望的で、辛く、悲しいもの。

 

それをひたすら耐えるしかありません。。

 

本来自分を守ってくれるはずの親が、自分を守れない状況や立場だったとしたら?

 

子供なんて非力で、なす術なんてない。

 

幼い時目の前で起こっていることが辛くて、辛くて、神様・仏様・ご先祖様と、見えないものに手を合わせてお願いしたのを覚えています。

 

「どうか…どうか…」と何度も泣きながらお願いしていた私。

 

でもその時は何も変わらなかった(涙)

 

そして、

 

悪い現状は大人になってもずっと続くのだろうか?

自分は人並みに平凡な幸せを手にできるのだろうか?

 

そんなことを途方もなく思ったものです。

 

だけれども大人になった今、幼少期の家庭環境で辛かったことはもう結構忘れています。

 

もし過去の自分に話せるなら、「大人になった自分はこんなにも幸せなんだよ」と伝えてあげたい。

 

家庭環境が悪い子供が、大人になってもずっと不幸なんてことはないから!

 

 

目次

辛かった幼少期の家庭環境

家庭環境は本当さまざまで、「悪い」と言っても、本人がそう思うか・思わないかですよね。

 

私が自分の家庭環境に負のイメージを感じたのは、2、3歳の頃。

 

父がアル中で精神不安で不眠症でした。アルコールをはじめ、睡眠薬やタバコなど、数々の依存があったんです。

 

夜になると換気扇の下でタバコを吸いながら、ブツブツと明け方まで独り言、もしくは母がそれをひたすら聞いているような状態。

 

マンションで狭かったので、父の声は、私たち子供が寝ている部屋の薄い引き戸を隔たりなく通ります。

 

ですので幼い時は夜ぐっすり寝ることができなかった環境でした。

 

自分が親になった今思えば、父は「毒親」を通り越してる(汗)

 

幸い父は人に暴力は振るいませんでしたが、物に当たったり、大声を出したりしていました。

 

飲み屋さんも出入り禁止になっていたそう。

 

当時一番辛かったのは、母の泣き顔かなぁ。

 

学校もさほど好きではなかったけど、暗く、重たい家に帰りたくなかった。

 

小学生の私は不安とストレスで、偏頭痛と原因不明の腹痛でたびたび倒れ込んだり、その後も肺に関する病気ばかりしていました(肺は「悲しみの臓器」なんて言う)。

 

妹も夢遊病や何やら症状が出ていました。

 

その後私が中学生になる頃に父は精神病院に入院したのですが、友達に父のことを聞かれても、「お父さんは単身赴任している」と伝えていました。

 

まさか精神病院に入院しているなんて言えるはずがない(汗)

 

今でこそ「メンヘラ」などの俗語が出るくらい、鬱をはじめとした精神疾患をよく聞きますが、当時は奇異な病状だったので。

 

父が亡くなったのは、私が第二子を産んで間も無くです。父が亡くなって初めて、親友にも父のことを話せました。

 

それまでは本当に誰にも話せなかった。結婚した夫にも、詳しく話していませんでした。

 

説明するのが面倒だったのもありますが、人が自分を見る目が変わるんじゃないかと怖かったのが、1番の理由。

 

今となっては、聞かないでいてくれた友人にも夫にも感謝です。

 

ざっくり話すとこのように、わが家は父をめぐって、暗く、重たい家庭環境になっていました(汗)

 

家庭環境が悪いと子供にどんな影響をもたらす?

家庭環境が悪いと子供にどんな影響をもたらすか?という話ですが、

 

一概に「悪い」と言っても、環境自体さまざまですよね。

 

でももし「家庭環境悪いなー」と感じる子供が大人になって共通することがあるとしたら、こんなことかもしれない。

 

□「心の傷」を抱える

□「心の拠り所」を探して執着する

□勉強に集中できない

 

「心の傷」は多かれ少なかれ残るんじゃないかと思います。

 

ただそれはその後の人生で癒る人もいるし、いつまでも癒えない人もいるでしょう。

 

結局人は幼い頃の環境で培ったものを経験則として、その後人生を歩んでいくわけですから、

 

幼い時に持った感情がふっと現れて、辛い気持ちになったり、人間関係やビジネスにおいて何か上手くいかなかったりってことは起こると思うんです。

 

私の場合は子育てでそれを意識しました。

 

「心の拠り所」に執着する傾向がある話ですが、異性への依存がわかりやすいです。

 

例えば私なら、男性に恐怖心はあったものの、恋人に愛されたい欲は強かった。

 

彼氏が途切れないってほどの寂しがり屋でもなかったけど、

 

それでも相手に「嫌われたくない」と変に努力するようなところはあったし、

 

自分の気持ちより、相手に好かれることを優先するような気持ちもありました。

 

同じように家庭環境が悪かった友人も、今の旦那さんにはベッタリで、

 

常に「愛が欲しい」「愛が足りないと」旦那さんに言っている様子を見ると、幼い頃に親からもらえなかった愛情を旦那さんに求めているようにも見えます。

 

異性への依存がない場合は、親への執着が見られます。

 

例えば私の妹であれば、父によって苦しんだ母が可哀想と憐れみ、「お母さんは自分が幸せにしなければならない」という気持ちが見られました。

 

これだけ話すと親想いで良いのですが、自分の人生が「親ありき」になるのは、それはそれで依存にも見えました。

 

家庭環境が悪い子には、そんな傾向があるように思えます。

 

あとこれは絶対でもないですが、家庭環境が悪い子の多くは、あまり勉強に身が入らないところはあるかもしれない。

 

何かに集中できないんですよね。

 

明日の生活がどうなるかとかそんな不安の方が大きく、とても勉強どころじゃないから。

 

小学校の授業に補助員としてパートで入ったことがありますが、そこで見たいわゆる「補助の必要な子たち」は、大半が家庭環境に問題がある子でした。

 

これも一概には言えませんが、HSC(非常に敏感な子)も該当するように思います。極度の不安は勉強の妨げになるのでしょうか。

 

家庭環境が悪い場合に与える子供への影響は、思いつくのはこんなところです。

 

まあ、、悪い影響ですよね。

 

「家庭環境が悪い」も人生の糧になる?

家庭環境が悪いことは、子供にとってかなりの試練。日々生きているだけで尊く思えます。

 

でもそんな家庭環境も、その人の人生にとってポジティブな影響をもたらすとしたら?

 

性格面でこんな影響があるかもしれない。

 

□警戒心が強い

□現実的

□精神年齢が高い

□自立が早い

□逆光に強い

□打たれ強い

□ちょっとやそっとのことで慌てない

 

そんな点は後の人生のプラス要素でしょう。

 

小さい頃は知りませんでしたが、大人になってみると、自分のように家庭環境が悪くて苦労した話を周りで聞きました。

 

お母さんが朝リストカットで自殺未遂していた子や、

両親がネグレクトで、お父さんがお姉ちゃんに近親相姦の気配はあったり、

お父さんがギャンブラーで、とんでもない借金を抱えていたり、

お父さんがある日駆け落ちしていなくなったり、

お父さんが酒乱で母親に暴力を振るっていたり、

お父さんが家に愛人を連れ込んでいたり、、

 

「え!?そんなことがあったの!?」って驚愕。

 

私もそうだったように、人には言わないだけで、結構重いモノを抱えている人っているんですよねー。

 

でもそれぞれみんな、辛い過去があったとしても、親を恨むわけでもなく、環境のせいにして拗ねることなく、たくましく生きています。

 

親がいまだに手がかかる友人は、親に「いい歳して情けない!」なんて、説教しているくらいで(笑)

 

幼い頃の家庭環境が悪くても幸せは家族を持てる?

そんな家庭環境が悪い状態にあった友人、知人も、大人になった今も親に悩むことはあるようですが、

 

それでも自分で作った家族とは幸せに過ごしている姿を見ます。

 

幸せになっている人たちの様子を見ると、親とちょうど良い距離をとりつつ、自分を正してくれる何かを持っています。

 

自分を正してくれるのはパートナーや、良き友人、もしくは神仏の信仰心がある人が多いです。

 

家庭環境が悪い人は、そもそも真っ当な生き方のお手本がないわけですから、どうやって生きていいかがわからないんですよね。

 

そんな時に自分を律してくれる指針みたいな「何か」があるとないとでは、心の持ちようが違うと思うんです。

 

私の母は友人が多かったですし、大乗仏教の教えによっても救われていました。

 

「宗教は支配」だと思う私は、母のように信仰したいとは思いませんが、それでも信仰から学ぶ真理や法則は、心に灯明を灯してくれるものでもあるんじゃないかな、と。

 

ただ本当に苦しい時や、とにかく何かにすがりたいって人は、宗教に立ち寄るのは危険と思うので、お勧めしません!変な宗教はあるので(汗)

 

また、パートナーや友人が自分を正しい方向に導いてくれるような素晴らしい人であれば良いのですが、

 

パートナーも友人も1人の人間であり、気持ちは移り変わったり、揺らぐもの。真理や法則のような「絶対」はありません。

 

ですからあまりそこに執着したり、信じ込むのも怖いですよね。

 

そう考えると、生き方の指針になる何かは、自分が追い求めて自分で見つけるものなのかもしれません。

 

私自身も家庭という組織の中で生きることはもしかしたら苦手かもしれない。

 

だから偉そうなことは何も言えないのですが、家庭環境が悪い子供も、大人になれば全て自分で選択できることから、

 

自分が正しいと思う判断をして、幸せになるにはどうしたらいいか、考えて行動できれば、

温かい家庭は作れるんじゃないかと思っています。

 

自分がされてこなかったことをするには、時に努力が伴うこともあると思いますが、過去に縛られたり、卑屈にならずにいれば、いい方に進むのではないでしょうか。

 

リアルな話、幼少期があれほどまでに絶望的で、一度はマンションから身を投げて死のうと思ったこともあった私ですが、

 

今では優しい夫と2人の子宝に恵まれ、平凡ですが心穏やかな日々を送っています。

 

ちなみに苦労を共にした2人の妹も、大人になり素敵な男性から愛されて結婚し、今では何不自由ない生活を送っています。

 

まさかこんな日が来るとはねぇ。。

 

家庭環境が悪いは今だけ?人生には季節がある!?

以前お金の相談をしたFPさんが「マヤ占い」ができる人で、話ついでにちょっと見てもらったことがありました。

 

私のことを何も知らない人でしたが、マヤ占いで見たら、幼少期が私の冬だったと教えてくれました。

 

どうやら人生にも四季があるようで、冬というのはイメージ通り、冷たく苦しい時期なのだそう。

 

それも過ぎ、これからはよくなる一方とのことでした。

 

人生いい時もあれば、悪い時もあるんだと思います。

 

もし今家庭環境が悪い子がいたとしても、それはいつまでも続くとは限らない。

 

もしかしたら家庭環境の悪い今がその人の冬で、これから春、夏と、素晴らしい人生が待ち受けているのかも?しれないですよ!

 


 

家庭環境が悪い子供は大人になっても不幸のままなのか?私の場合、いかがでしたか?

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!

 

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