【格安SIMとは?】利用前に知っておきたい【3つ】のキーワード

 

こんにちは!シロイヌです

 

「格安SIM」ってよく聞く言葉ですよね。

 

「格安というくらいなんだから安いんだろうけど、ところでそれ何?」ってイマイチ「格安SIM」がわからない人もいるんじゃないでしょうか?

 

今回お話しするのは主にこの【3つ】!

 

  • そもそも「格安SIM」とは?
  • 「格安SIM」の理解がグンと早まる?キーワードの意味
  • 3つのキーワードの役立て方

 

「SIMカード」についてまだよくわからない方はこちらの記事から↓

 

そもそもSIMとは?>>>

 

今回は「SIMカード」についてわかった上でのお話です。

 

これを読むと通信回線の不満を感じたときに次にどの事業社の格安SIMを選べばいいか自分で判断できるようになりますし、

 

今までチンプンカンプンだった格安SIMについてのニュースや記載がスラスラ理解できるようになります。

 

というわけで「格安SIM」をよくわかっていなかった主婦が色々調べたことを、できるだけわかりやすく丁寧に共有していきます!

 

格安SIMのプロを目指すわけではないので、細かいニュアンスの違いとかはご了承ください(汗)

目次

「格安SIM」とは?

大手通信業者(ドコモ・au・ソフトバンク)からケータイ通信回線を借りて、卸売りのように自社ブランドで「SIMカード」として販売するもの。

 

その通信サービスを「格安SIM」といいます。

 

これだけだとイマイチ理解できないかも知れないですね?

 

まずは格安SIMを語る上で欠かせない3つのキーワード、「MVO」「MVNO」「MVNE」について説明していきます。

 

連なってる横文字を見るだけでギブアップしそうですが(汗)

 

でもこれらの意味と違いがわかると、格安SIMの理解がグンと早まる!

MNOとは?

MNO(Mobile Network Operatorの略)は、「移動体通信事業者」のこと。基地局などの無線インフラ設備を保有している業者を言います。

 

インフラとは?

infrastructureの略。日々の生活を支える基盤のこと。「それがないと生活がなりたたないもの」を指す。

 

無線インフラを整備する、

 

つまり通信設備を設けたり、日本全国に基地局設置したりなどして通信事業を運用するくらいですから、そこには膨大な資金・経費が必要。

 

そのため、MNOは数が少ないです。

 

日本ではこちらの企業がMNOに当たる↓ いわずと知れた「3大キャリア」。

・ドコモ
・au
・ソフトバンク

 

最近「楽天」がMNOに参入し「第4のキャリア」になりました。

MVNOとは?

MVNO(Mobile Virtual Network Operatorの略)は、「仮想移動体通信事業者」のこと。こちらが「格安SIM」のサービスを提供している事業者

 

MVNOはMNOと同じく携帯電話の通話やメール等のサービス(移動通信サービス)を提供しますが、無線インフラ設備を持っていません。

 

無線インフラ設備を持たずに、どうやってサービスを提供するのか??

 

実は上で説明したMNOが提供する移動通信サービスを使っているのです。

MVNEとは?

MVNE(Mobile Virtual Network Enablerの略)は、「仮想移動体サービス提供者」のこと。MNOとMVNOの間の仲介者です。

 

MVNO支援事業者とも言われている。

 

MVNEの具体的な役割はこれら↓

 

  • MNOとMVNOの仲介としてさまざまな交渉にあたる
  • MNOの無線インフラ設備とMVNOを接続する
  • ユーザーの管理や通信制御を行う
  • 自社で回線設備を持って運用→MVNOに帯域を貸し出す

 

ちなみにMVNOは必ずしもMVNEを通してMNOの無線インフラ設備を借りないといけない、というわけではありません。

 

MNO・MVNE・MVNOの関係をわかりやすく

3つのキーワードの違いがなんとなくわかったでしょうか?

 

格安SIMの仕組みを図にしてみるとこう↓

 

MNO・MVNE・MVNOの組み合わせを表にしてみました↓

MNO MVNE MVNO 備考
ドコモ ahamo
MNOのブランド
b-mobile b-mobile
HIS Mobile
BIGLOBE BIGLOBEモバイル
MNOにドコモ・auが選べる
IIJ IIJmio
イオンモバイル

MNOにドコモ・auOCN)が選べる

DMMmobile
エキサイトモバイル
MNOにドコモ・auが選べる
QTモバイル MNOにドコモ・au(オプテージ)・ソフトバンク(ソニーネットワーク)が選べる
LIBMO LIBMO
mineo mineo(マイネオ)
OCN OCN モバイル ONE
フリービット DTM SIM
Y.U-mobile 以前はフリービットがMVNE。現在は不明。
ソニーネットワーク NURO Mobile
ドコモ・au・ソフトバンクが選べる
au UQコミュニケーションズ J:COM MOBILE
UQmobile MNOのサブブランド
ソフトバンク Y!mobile
MNOのサブブランド
楽天モバイル 楽天モバイル MNOのブランドドコモ・auの回線を使用してサービスを提供。

(2021年12月14日時点)

 

この表について

  1. MNOのブランドMVNOはMVNE欄が空白
  2. 備考の()は回線のMVNE

 

記載内容については今後変更になることがあります

どっちがいい?MNOの自社ブランドとMVNE

このグラフを見てわかるように、MNOでありながら格安SIMを提供するところが現れてます。

 

速度についてはまた別で書こうと思いますが、ちょっとだけ。

 

グラフと見ると、MNO自社ブランドの「格安SIM」が通信も安定していると思われがちかもしれない。通信回線の大本ですからね。

 

でも実は大本だからといって、通信が安定しているとも言えないようです。

 

MVNEはMNOに通信帯域を借りているとはいえ、自社で回線設備を持って運用していて、

 

それをさらにMVNOに帯域を貸し出すという形です。

 

その仕組みからすると、自社や自社グループでMVNEの格安SIMの方が通信帯域を確保しやすく、安定した通信を維持しやすい状況にあるといえるかもしれません。

 

MNO・MVNO・MVNEの違いがわかると役立つこと

MNO・MVNO・MVNEの3つの組み合わせがわかることによって、役立つことがあります。

 

それは、よりデータ通信速度に満足できる格安SIMを手にすることです!

 

説明すると、

 

もしどこかの格安SIMを利用していたとして、そのデータ通信速度に不満があったとします。

 

そんな時はMVNEを変えるのが一つの手。

 

もっと具体的にいうと、

 

データ通信速度に不満があれば格安SIMの事業者を変えることを考えると思いますが、その時MVNEが違うMVNOに変えないと大きな違いが見られません。

 

同じMVNEではダメってこと。MVNEが異なるMVNOに切り替える必要があります。

 

こんな時にMNVOとMVNEの組み合わせがわかると、不満だったMVNOのMVNEとは別のMVNEに切り替えることで、不満を解決できる可能性は上がりますよね。

 

ただMNVO各社はどこのMVNEと契約しているか、あまり積極的には公開していません。

 

また、MNVOにはいくつかのMVNEを使って異なったサービス名で提供していることもあります。

 

自分の携帯・スマホのMVNEを調べるとしたら?

ここではその方法を3つあげます。

 

①APNの情報から推測する

 

APNとは?

「Access Point Name」の略で「アクセスポイント名」という意味。携帯電話回線からネットワークへの接続窓口。

 

②IPアドレスから判断(所有者情報=MVNEであることがある)

 

IPアドレスとは?

「インターネット上の住所」といわれている、インターネット上につながれているデバイス(携帯やスマホ等)に与えられる番号のことを指す。

 

③MVNO各社のニュースリリースや発表会でのプレゼンテーションなどでわかる(←インターネットで検索)

 

ちなみに私は上の表を作るために、各社のHPやwikipedia等をチェックしました。

 

あとは利用者の口コミでもありますね。

 

MNO・MVNE・MVNOの3つの単語がわかる人はMVNEを調べて通信回線速度を見極めているようです。

まとめ

この記事を読んでいただいたことでMNO・MVNE・MVNOの違いがわかり、格安SIMを数ある中から選択する上で、少しでも参考になるようでしたら大変嬉しいです!

 

私もこれまで格安SIMについて全くわかっていませんでしたが、今回この記事を書くにあたって勉強させてもらい、お陰様で今じゃ格安SIM関連のニュースを見てもスラスラ理解ができるようになりました♪

 

今回は格安SIMといってもこのMNO・MVNE・MVNOに特化した内容でしたので、格安SIMについてまだまだ書き足りないところがあります。

 

それはまた別で書こうと思います。

 

ではでは〜

 


 

【格安SIMとは?】利用前に知っておきたい【3つ】のキーワード、いかがでしたか?

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!

 

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