産院は山越え県を越え!やむなく里帰りを決めた壮絶な理由

 

こんにちは!シロイヌです。

 

今回は、初めての出産時、里帰りしたくなかったけど、やむなく里帰りを決断した私の理由を書こうと思います。

 

簡単に言えば「出産難民」的状況でした。。。今思い起こしても、当時の壮絶な状況にゾッとします!

 

前途多難だった

 

 

一人目出産時に住んでいたところは、山間で、県境の、小さな町でした。

 

辺ぴな町で、町の住人は週1回県をまたぎ、1時間かけて買い出しに行くようなところ。それを当たり前のようにしていた様子でした。

 

移り住んだばかりの頃は衝撃的でした。

 

ですが移り住んですでに1年は経っていたので、私たち夫婦も「買い物は隣町」の習慣ができました。

 

妊婦健診は街で唯一の総合病院。その日は健診2回目。「赤ちゃんがいない」と若い非常勤医師に言われたのです。

 

「ここではこれ以上の処置はできないので、もっと隣町の大きな病院に受診して下さい。」とのことを言い渡されました。

 

初産というのもあり、相当のショック。。。

 

再健診に隣町へ

妊婦健診ができる病院は、隣町まで行かなければありませんでした。

 

隣町と言っても、一番近いところで片道1時間。しかも隣の県。くねくね山道をひたすら続き、なかなかの絶景にも出くわすような道中です。

 

 

(流産って、、、何が悪かったのかな。あれかな?これかな?)など、自分が何かしたせいでそうなったのかもと原因を寂しく考え、(でももう一度チェックしたら赤ちゃんはいるかも!)と希望を持ちつつ、遠い病院に一人で向かいました。

 

隣町の病院

再健診では医師に、

 

「診てもらって、赤ちゃんいないって言われたんでしょ?じゃあもう流産で決まりだよ!流産!流産!」

 

と、「流産」を連呼され、泣けてきた(涙)

 

見兼ねた看護師さんが、思わず医師に「ちょっと!」と止めにかかってくれました。

 

重たい気持ちで臨む、再健診。

 

すると、、、

 

赤ちゃんはいたのです!

 

そこでの医師は、「赤ちゃんいるよ?普通に。いるよ!いるよ!」(←連呼が癖のよう)「なんでいないなんて言ったんだ?」と、健診しながら大きな声で「赤ちゃんはいる!」ということと、「赤ちゃんいないなんて言ったやつおかしい!」と、一人白熱して話していました。

 

つまり最初の妊婦健診は誤診だったのです!今考えてもゾッとします。。。

 

当時住んでいた町の病院はどこも誤診はしょっ中で、医療従事者の腕の悪評を散々聞いていたので、全て疑ってかかるようになり、産後も何かあれば、県をまたいだ隣町に行くようになりました。

 

◎後の話によると、その後出産前まで通うことになった隣町の主治医は、最初の妊婦健診での若い非常勤医師に、とんでもない手紙を書いたらしいです。話によると「ばか」とかそんなことまで書いたみたい(容易に想像ができます)。

 

赤ちゃんはむしろスクスクと、育っていたのです。

 

一時は流産と涙しましたが、ちゃんといてくれて本当に嬉しかった〜

 

出産難民

この隣町でも、産科は総合病院であるこの病院しかありませんでした。

 

「この辺は皆、どうやって出産するんだろう?」と普通に疑問でした。

 

ただ妊婦健診で来る人もまばらでしたので、少子化が理由と想像しました。

 

数少ない妊婦さんは、「出産難民」とも言えるのではないでしょうか。

 

里帰りを決める

そしてなんだかんだあっという間に、そろそろ出産の準備となりました。

 

さてここで、このままこの病院で産むか、里帰りするか、主人と話し合っていました。

 

主人は里帰りした方が、安全、安心ではないか、という意見でした。主人の職場は自宅からそこそこ離れていたので、何か合った場合に心配だったようです。

 

また、病院までは片道1時間で、出産の兆候が出てから自分で、もしくはタクシーで向かうことになりますが、それにも不安でした。タクシー料金も調べると、かなり高額になるようでした。

 

そして主人の実家は自宅から何百キロと離れていたので、義理の両親からの支援は考えていませんでした。

 

それでも私は里帰りせずに、タクシーを手配しようと計画していたところ、実家の母に、「なぜ里帰りしない!?死にたいのか!?」と言われ、初産だったことで私も不安がよぎり、仕方なく里帰り出産を決めました。

 

里帰りしたくなかった

なぜすぐに里帰りすることを考えなかったというと、里帰りしたくなかったからです。

 

実家のある町は、大きな産院がいくつもあることや、家には母がいることで、安心、安全であることはわかっていたのですが、母との生活はなかなかストレスを感じるものだともわかっていたので、嫌でした(汗)

 

母は私にとってかなりのモラリストで、また、共依存めいた態度を感じることがあり、(何か言うと否定される)と、そんなちょっとした恐怖や、一緒にいるとで辛いと感じることが多々ありました。

 

このように、母子の安全のために、はわかりますが、私のメンタル面も考慮すると、躊躇してしまうのでした。

 

そして産後はやはりストレスがひどく、、、「こんなだったら早く自宅に戻りたいと思い」、子供の1ヶ月健診が済むとすぐに、片道3時間の自宅に一人新生児を連れて帰りました。

 

母子ともに、安心・安全に出産できたことには、感謝でした。

 

最後に

里帰り、する、しないは、それぞれですね。私は初産は里帰りを選びましたが、二人目は、迷わず里帰りせずを選びました(二人目出産時は、実家の近くにいたのもありますが)。

 

経験してみれば、出産はやはり命懸けのことだと思います。

 

よく家族と相談し、最良の決断ができると、いいですね!

 


 

産院は山越え県を越え!やむなく里帰りを決めた壮絶な理由、いかがでしたか?

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!

 

コメント

コメント一覧 (1件)

  • 赤ちゃんがいないなんて誤診にもびっくりですが、その後の「流産」を連呼する医者のモラルを疑います…。どれだけ愛しい存在で、流産して辛い思いしているママさんをたくさん見てきているはずなのに。無事で本当に良かったです。
    私は里帰りして母のサポートがすごくありがたかったですが、あれこれ口を出してこられたらダメだったかも…ただでさえ産後はナイーブですしね。

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