こんにちは!
本嫌いな子が、本好きになる本があるとしたら…?
子供の心を掴んで、本の世界に惹き込むほどの面白さ!そんな魔法みたいな本に出会えたらいいですよね。
本が好きになるのには、挿絵は関係ないと個人的には思います。子どもの気を一瞬引くだけの小手先のものだから。本当に「続きが知りたい」と子どもが思えば、文字をガツガツ読み進めます。
じゃあどんな本なら本嫌いな子でもハマるのか?ですよね。
今回は私が経験した、「この本は子どもの反応が違う…!」的イチオシの本を取り上げようと思います!
本嫌いな子供が好きになる本
小学生のわが子も、周りのお友達の口コミでも、「この本は子供の反応が違う」という本があります。挿絵も素朴で少ない本。あるのは文章と、それだけで惹きつける世界観。
本の対象は、読み聞かせをするなら幼稚園の年中くらいからで、1人で読むなら小学校低学年〜中学年くらいです。
また、大人が読んでもとても面白いものばかり。私自身も子供に読み聞かせていならが、すっかり本の世界観に魅了されてしまいました!
では前置きが長くなりましたが、ご紹介していきます。
1. 『もりのへなそうる』
- 幼稚園児〜小学校初級向け
- 文章はほとんどひらがな・カタカナ
- 少ない漢字にはふりがなが振ってある
初めて本の題名を見た時、(「へなそうる」?変な名前)なんて印象しかありませんでしたが、これが子供に大人気!
幼稚園の卒園アルバムで、「好きな本はなんですか?」という子供達への質問の答えで一番多く上がってたのがこの本。
実際わが子も大好きな本の一つです。
「本が嫌い」とか普段本を読む習慣がない子には、初め親が読み聞かせをし、子供がその本に興味がそそられた後子供1人で読ませてみるのも手かと。
2. 『エルマーのぼうけん』全3部作
- 読み聞かせなら幼稚園年中くらいから
- 子供が1人で読むなら小学校低学年か〜中学年
- 漢字にはふりがながふってある
- 『もりのへなそうる』より少し高いレベル
この本は今まで読んできた児童書の中でもピカイチ!
全3部作。9歳の男の子の愉快で素晴らしい冒険物語。ドキドキハラハラあり、笑い転げてしまう場面あり。
「この本を読んだ時の子供の反応は今までと違う!」と興奮気味に話してきたママ友もいました。
これは本当におすすめ。読まなきゃダメです(笑)
3. 「エドワード・アーディゾーニ」の本
「エドワード・アーディゾーニ」は作者名なのですが、彼の作品は良書が多く、一冊を選べませんでした。
今までわが家で読んだ彼の本全てを、わが子は特別に気に入り、また母親の私も読み聞かせをする中で彼の本に魅せられたほど!
おすすめの本をいくつかご紹介しますね。
『チムシリーズ』全11巻
- 対象は幼稚園〜7歳くらい
- 挿絵が各ページにある
- ひらがな・カタカナのみ
9歳の男の子の海洋冒険物語。子供の生きる力や、逞しさを感じる本です。
子供たちはこの本の勇敢な主人公「チム」に憧れ、応援したい気持ちになるでしょう。
全11巻ですが、どれも単発で終わる物語でそれぞれを楽しめます。
『赤い絵の具』
家族愛や信じることを感じさせる本。
これは読み聞かせを一緒に聞いていた3歳の娘も相〜当、気に入りました!
毎晩繰り返し読み聞かせをせがまれた、特別な本です。
『時計つくりのジョニー』
- 対象は幼稚園〜小学校中学年くらい
- 漢字にはふりがなが振ってある
- 各ページに素朴な挿絵がある
これも、「人生」を教えてくれる良書ですねー。
(自己肯定感は自分であげるもの?)なんて考えさせられました。
人になんと言われても自分の意思を貫いた主人公の成功は、子供達を勇気づけてくれる一冊かと思います。
と、以上ご紹介した「エドワード・アーディゾーニ」の3つの本は、文書の邪魔にならない程度の素朴な挿絵もあり、普段本を読み慣れていない子供にもとつきやすいと言えます。
ここからはレベルアップして「絵本」から「児童書」へ。
『まちかどのジム』
- 挿絵が少なく、ふりがなの無い漢字がある
- 読み聞かせなら幼稚園年長くらい〜
- 1人でスラスラ読むなら小学校中学年くらい〜
- 「シムシリーズ」のレベルアップ版的なもの
こちらも「チムシリーズ」同様、海洋冒険物語です。
実はこちらの挿絵は「エドワード・アーディゾーニ」が描いた物ですが、文章は「エリナー・ファージョン」と著者は別。
私はたまたま「エドワード・アーディゾーニ」の挿絵を見て彼の本だと思い込み手に取ったのですが、内容的に彼の作品ととても近いものを感じ、また強く惹き込まれる世界観があったことから、「本嫌いも好きになる本」として紹介させてもらいました。
4. 『わんわん探偵団』
- 児童書
- 漢字にはふりがなが振ってある
- 対象は小学校低学年〜中学年くらい
主人公が飼い犬達を引き連れて問題を解決する、推理ものです。
探偵ものと言えば、『かいけつぞろり』が小学生の間で人気ですよね。こちらは『かいけつぞろり』ほど目で惹き付けられるものではないかもしれないけど、挿絵は現代的で、文字もそこそこ大きく、読みやすくなっています。
なんといっても、物語の不可解な謎に引き込まれる。
推理ものの基本でしょうか?
物語が始まり、全ての登場人物が現れる。必ず伏線が張られているのがお決まり。そして一番怪しいと思うものは犯人ではなく、意外な人物が犯人というどんでん返しな流れ。
シリアス過ぎず、だけど推理小説の構成にしっかりなっているところとかは、小学生が最初に読む推理物として選んでもいいかもしれない。
こちらは全部で3部作出ていますが、どれも面白いです。
5. 『大あばれ山賊小太郎』
- 児童向け時代小説
- 対象は小学生から(小学校中学年以降向き)
- 漢字にはふりがなが振ってある
こちらは親の私は読んでいないのですが、あまりにも子供がハマったので取り上げることにしました。
本の厚さもそこそこあるし漢字もとても多いので、文字に抵抗がある場合パッと見で「ウッ」となるかも。。
とはいえ、何やら強く惹きつけられるものがあるようです。
物語は戦国時代の設定。戦い物ですので、男の子が熱中するように思います。
見たところ難しそうと思っていても、読み始めると止まらない話ってありますよね?こちらはそういうきっかけになる本かもしれない。
最後に
本嫌いの子でもこれがきっかけで本好きになるかも?な良書の数々。
挿絵が少なく、文章に集中できる点もいいですよね。
ちょっと難易度が上がっても、物語に惹きつけられたり興味のある分野であれば、それをきっかけに本が好きになることはあると思うんです。
ご紹介できる本はまだまだあるので、少しずつアップしようと思います。
今回はこの辺で!