こんにちは!
「子どもに絵本の読み聞かせをしたけど、効果なしだった」
ママ友のこんな嘆きをたまに聞きます。
子どもを本好きにするために読み聞かせをしてきたにも関わらず、当人は本に興味を示さないという話。
「本の読み聞かせは親子のコミュニケーションの一つ」といわれるように、目に見える効果ばかりじゃない。
けど!どうせ読み聞かせを続けるなら、子どもに本好きになってもらいたいのが親心ってものですよね。
でも読み聞かせに効果がないその原因って、一体なんでしょうか?
私なりの答えがあります。
読み聞かせの効果がない原因とは
読み聞かせの効果がない原因として考えられるのは結論からいうと、読み聞かせの絵本を選んでいなかったからではないでしょうか。
私が子どもに絵本の読み聞かせをする際、一つだけ特別に気にしていたことがありました。
それが、「本の質」です。
これは読み聞かせに効果を持たらすか・持たらせないかを究極に分ける、超重要要素。
子どもへの読み聞かせって実は、どんな本でもいい訳ではないんですよね。
読み聞かせに効果をもたらす本とは
ではどんな本が、読み聞かせに効果をもたらすのでしょうか?
質の高い本の定義とは??
それはあるセミナーでヒントを得ました。
私が子どもを本好きにするために、本を厳選しなければいけないことを知ったのは、はるか昔の独身時代。。
確か10代後半か、20代前半でした。
保育士の友人になんとなく着いて行った、「絵本のセミナー」です。
講師は世界的な指揮者の小澤征爾さんのご兄弟でした(故人となる)。
口承文芸学者で、何やら子どもに与える絵本の重要性を提唱していた方。
彼のセミナーから学んだのは、「子どもに質の高い、本物の本を与える」ことです。
本だからとなんでも読み聞かせすればいいかと言ったら、そういう訳ではないのですね。
昔話って、現代版で書き換えられている絵本が多く見られると思います。
ディ◯ニーはその代表格でしょう。最後はみんなハッピーエンド。
実はそこに落とし穴があるんだとか!?
セミナーで聞いた話では、絵本は子どもに人生を教えるものということ。
そして昔話の原作などの良書が、いかに子どもの心に深く響くかを知りました。
その話が私にとってとても印象的で、
「いつか子供が生まれたら本物の話を伝えてあげたい」
そう思ったのです。
その経験からすると、「読み聞かせに効果なし」と感じる人はもしかしたら、本選びをきちんとしていなかったのではないか?という仮説です。
どうやって本を選ぶ?
とはいえ、「質の高い本物の本」ってどうやって選ぶの?って感じですよね(汗)
私はどうしたかというと、「プロが選んだ本」を選びました。
目をつけたのは、小児科や図書館などさまざまなところに置いてある「絵本のある子育て」という冊子。
「子供の本の童話館グループ」発行のものです。
たまたま手に取った冊子ですが、そこに書かれていた内容は、私が昔セミナーで聞いた話と同じだったんですよね。
この童話館の推薦図書を読み聞かせに選んだワケです。
プロが選んだ絵本の特徴を書き出すと…?
- 挿絵が素朴で芸術的
- 温かみのある内容
- 残酷な場面もある
- 悪者は最後はあっさり死ぬ
- 書店の売れ筋ではない
- ひっそりとした印象
- 昔の作品が多い(オリジナルに近いもの)
昔話の残酷な場面や、悪者が最後にあっさり死ぬところにも、深い意味があるんですよね。
実際にプロが選んだ本を読みきかせてみてわかったのは、子どもはプロが選んだ本が好きだとういうこと。
子供の反応が違うんです。心に響く何かがあるよう。
身近な人であれば、図書館の司書や、幼稚園の先生でも良質な絵本を知ってる人がいますよ。そうした人に相談してみてもいいかもしれない。
私の幼稚園教諭の友人は、絵本の背表紙等に記載がある「発行部数」で選んでいる話をしていました。沢山発行されているのは多くの人に読まれているから、内容的にもいいんじゃないかって。
ご参考になれば〜。
さいごに
読み聞かせが効果なしの原因に考えられるのは、「(読み聞かせの)本を選んでいないから」でした!
それが子どもを本好きにするか・しないかを分ける、超重要要素だと私は感じています。
もし子どもに本好きになってもらいたいと願うのであれば、考慮したいものの一つではないでしょうか?
それでは今回はこの辺で!