思いがけない【子供だけの外出】普段からあえてしないと決めたこと

 

皆さんは、お子さんが急にいなくなったご経験、ありますか?

 

「迷子」、ではなく、

 

家の敷地内で遊んでいたと思ったら、急にいなくなった。

お友達の家に行っていると思ったら、そこにはいなかった。

 

(今まで勝手に出かけたことないのに…)

(一人じゃ出かけたことないのに…)

(そんなに遠くに行く訳ない…)

 

そんなふうに、ハラハラ心配したことはないでしょうか?

 

 

思いがけない【子供だけの外出】

普段からあえてしないと決めたこと

 

いつもの友達と、いつもの場所で

これは私の実体験です。

ある日の週末午前中、二人の子供がいつものように、「〇〇君と遊ぶ」と言って出て行きました。

〇〇君とは近所の友達で、週末は必ずと言っていい程、一緒に遊んでいました。家の敷地内で遊ぶ子供たちの声は家の中でも聞こえるので、いつも自由に遊ばせていた部分があります。

 

その日は、いつも子供を外で見守っている主人も、家の中にいました。私も家で作業中でした。

お昼近くなり、「そろそろ子供、帰って来るかな?」、と外を見ると、姿は無く、声が聞こえないことに気づきました。

最後に子供に会っていた主人に、「どこにいるの?」と聞くと、『子供に「着いてこないで」と言われた。多分、敷地内にいるか、いつものように相手の家で遊んでるんじゃない?』とのことでした。

そして、「外に見に行ってみるよ。」、という夫。

この時点では然程、心配していませんでした。

 

不穏な空気

その後、ピンポーンと来客が。

子供が一緒に遊んでいる〇〇君のお母さんでした。

 

すると、

「うちの子来ていませんか?」と言うのです。

 

びっくりして、「え?うちの子たちがそちらにいたんじゃないんですか?」と聞き返しました。

「来ていない」、とお母さん。

 

そこで急に不安になり、主人が帰ってくるのを待ちました。主人も探したけど、見つからない、とのこと。いつも聞こえる声がしばらく聞こえていないことで、敷地の外に出たことが考えられました。

 

その地点で私は、

「学校に行く以外で一人で敷地の外に出たことがない子なのに…」と驚き、

 

「それでもそんなに遠くに行く訳ない。あの子は(長男・6才)怖がりなんだから。一緒にいるのも長女(4才)と、友達(6才)だし…」

 

と、外に出て辺りを見ていたら、夫が一人で帰ってきたのです。

 

そして、「周辺を回ったけど、いなかった」、とのこと。

 

その時初めてことの重大さ、いつもと違う何かを感じました。(子供が今までの行動範囲を超えた。しかも、誰にも行き場所を伝えてない!)

 

見つからない

私の手足が不安で小刻みに震え始めました。

 

すぐに110番し、警察に捜査を頼みました。

私の子供を呼ぶ声に異変を感じた近所の人も出てきて、皆で手分けして探しました。

 

でも見つからない。

 

探し始めて1時間以上になりました。

普段行く近くの店、学校、公園、入ったことのある店、入ったことが無いけど子供が興味がありそうな店、友達の家、等。

 

でも見つからない。

 

 

警察と話していた私ですが、居ても立ってもいられず、警察と話すのは主人と友達のお母さんに任せ、

 

(普段子供と一緒にいるのは私だ。子供が自分自身で行くなら、私と一緒に行ったことのある場所にいるに違いない。)

 

と、自分を奮い立たせ、ママチャリに飛び乗り、探しに出かけました。

 

道行く人、タクシー、交通整理の人、お店の人に、とにかく必死で「子供たちを見ませんでしたか」と、聞いて回りました。(相手からしたら私は、髪を振り乱し、さぞ怖い形相だったに違いありません。)

 

でも見つからない。

 

悪い想像が浮かぶ

その日は真夏の暑さ。熱中症や脱水症状の心配もありました。

 

(これだけ探しても見つからないなんて…)

(お腹は減っていないのだろうか…)

 

ますます焦り、不安は増すばかり。

治安的の面でも、もしもの最悪なケースが頭に浮かびました。

行く先々にパトカーを見ました。かなりのパトカーが子供たちの捜査に巡回していたようです。

 

(こんなに探しても見つからないなんて)

(ここまで来ないと思うけど)

(もしここで見つからなければどうしよう)

 

 そう思いながら、家から(大人の足で)20分程かかる、街中の本屋に向かっていました。

 

と、その時!

 

いた!!!

本屋の手前の道を楽しそうに歩いている、3人の子供達を発見したのです!

 

無事だった

道路越しでしたが、すぐに大声で呼びかけました。近くに行って本人達を確認した時点で、安心し、人目をはばからず、大泣きしてしまいました。

 

すぐに主人に連絡。そして探して下さっていた警察、近所の人たちにも連絡。

その後警察が車で迎えにきてくださり(熱中症の心配もあったので)、無事、子供達を連れて家に帰宅しました。

 

子供達に聞けば、本当に楽しかったそうです。私が見つける前は本屋さんの中で、本を見て回っていたとの話でした。

トイレはどうしたの?と聞くと、「本屋さんのを使った」、とのこと。長女のトイレも、長男が連れて行ってあげたそう。

 

私に見つかる前の子供達は楽しそうに歩いていましたが、長男とお友達は、駆けつけた親の形相や警察の出動を見て、ことの重大さに気づき、少し神妙な面持ちに。4才の長女は「あはは」と、いつも通り無邪気でした。

 

本当に無事でいてくれてよかったです。何事もなかったのは幸運でした。

 

反省する親

今回の件では、子供から目を離していたこと、子供に行先を聞いていなかったことを、とても悔やみ、反省しました。

 

そして、

 

家の外に出る際には、行先を必ず親に伝えること、

帰宅時間は守ること、

友達を含め、人の家に入る際は、親に聞いてからにすること、

 

を、普段から子供によく伝えておこうと改めて思いました。

 

防犯対策として、何かあった時のためのGPSや防犯ブザーなどのアイテムは便利で持つことで安心材料にもなりますが、「ちょっとそこまで」の時は、持って出ない場合があるかもしれません。

また、それらを所持していても、電池がなければ、落とせば、壊れれば、いざという時機能しません。

 

学んだ教訓

そこで、子供の身を守る為、行動範囲を知っておく為にも、親が気をつけること。

私がこの一件から学んだ教訓とは、

 

「子供に一人で行って欲しくない場所は、普段から連れて行かない」

 

です。

 

今は、治安の面、防災の面に置いて、子供だけで入って欲しくない場所があります。

普段から行き慣れてる場所、行ったことのある場所にしか、子供は一人で行かないと思うのです。

警察からの事情聴取の際、子供と普段から行っている場所に聞かれ、ハッとさせられました。

今回私が子供を見つけた場所も、私とよく行く場所でした

お母さん自身が、その空間で子供を一人にした時、不安に感じるような場所には、あえて子供を連れて行かないように配慮すること。そんな日々の生活が大切と感じました。

 

ある日万が一、子供が行動範囲を広げた時の為にも。。。

 

最後に。。。

今回は何事もなく、無事に子供が帰宅してくれて本当に良かったです。

我が家の近くには治安があまり良く無い場所があり、頻繁に子供に関わる事件の情報が入ります。

 

(もし、もう会えなかったらどうしよう)

 

そんな不安が探している最中によぎり、最後に見た時の子供の状態ばかり思い出そうとしていました。

 

「(子供は)いるだけでいい。」

 

そう心から思え、一緒にいられる幸せをつくづく感じました。

 

 

思いがけない【子供だけの外出】普段からあえてしないと決めたこと、いかがでしたでしょうか?

日々の生活の何気ない行動ですが、よければご参考になさってください!

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!

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