こんにちは!
今回は、留学したいけどお金がない!何か方法はない?という人に、高校生の私が1年間無料で留学した方法をお伝えしようと思います。
当時高校生だった私の家庭は、母子家庭でした(父親はいましたが長期入院していた)。
母のお給料での生活がやっとでしたので、まさか母に「留学に行きたいからお金を出して」なんて言えなかった。。
そんな家庭の状況がありましたが、中学生の時からすでに「高校生になったら留学する」と決意していた私。
「留学したい」と思うのではなく、もう留学を決めていたんですよね!それ以外の道は思い浮かばなかった。
高校生でしたし、お金もなかったし、留学できる根拠も何もなかった。
にも関わらずです。
留学のお金も何もない高校生だった私が、どうやって高校1年時から1年間の留学ができたかをお話していきます。
お金がない場合どうやって留学する?
お金がない高校生が留学したい場合、留学資金はどうやって用意できるでしょうか?
留学自体は、お金があって本人が行く気があれば、誰にでもできるもの。
ただその「お金」が問題なんですよね!
親が全額用意してくれれば何の問題もないです。
でももし親がそのお金を用意できなければ?
高校生が自分でお金を調達することになるでしょう。
となると、お金を準備するためには以下のどちらかしかありません。
- お金を稼ぐ
- 奨学金をもらう
留学できるほどの貯金を高校生が持っているのも、珍しいですよね。
ということで上の2つの方法論です。
お金を稼ぐという方法はありますが、高校生が留学できるほどのお金を稼ぐのは簡単ではないかもしれない。
時給の高いバイトをするか、もしくはひたすらシフトを入れる。
最近ではネットで稼ぐ手もありますが。
一般的にはお金が十分に貯まるまでは、ある程度時間がかかるものです。
となると高校生がとれる残された方法は、「奨学金をもらうこと」になります。
お金がなくても留学できる!?
中学生だった私はある日、お金がなくても留学できるヒントを得ました。
当時「留学したい」と思い始めた私は、まだ見ぬ海外生活に大きな憧れがありました。
なんせ一度も海外に行ったことがなかったから。
そんなある日近所に、私が思う「留学の夢」を叶えていた人がいることを知りました。
私より2つ上のお姉さん。その人のしたことが「私の目指す道だ」と思い、さっそく親伝いに「どうやって留学したか」を聞くと…?
お姉さんは奨学金をもらい、ボランティア団体を通して高校生留学を叶えていたのでした。
留学にはまとまったお金がいることは、中学生の私でもわかっていました。
ですのでお姉さんが留学した方法を聞き、「え!?お金が無くても留学できるの!?」と驚喜した私。
そう、お金がない高校生でも留学ができる方法があったのです…!
結果的に私は、そのお姉さんの後に続く形で奨学金をいただき、高校一年時にAFSの年間プログラムでオーストラリアに1年間留学することができました。
今は奨学金の給付額は変わっていますが、高校生だった私は留学資金の全額を奨学金としていただきました。
これは文字通り給付。返済不要の奨学金だったのです。
留学のお金は抑えられる?
留学費用をまかなう以外にも、留学のお金を抑えることもできたらいいですよね。
例のお姉さんが留学したように高校生の私が選んだのは、「公益財団法人 AFS日本協会」です。
AFSとは?
国際的なボランティア団体で、営利を目的としない民間の組織。
上にあるように、AFSは「営利を目的としないボランティア団体」です。
留学費用は実費でも、他の企業経由よりも安いように思います。
現在は金額が上がっていますが、当時の留学費用は100万円でした。
細かくいうと、留学が決まった後に行くAFSのオリエンテーション(当時は2回)への交通費や、現地でのお小遣い等はもちろん個人持ちですが、
それでもこの価格で1年留学できるところはなかなかないように思います。
このようにお金のことを考えた場合、どこを通して留学するかは重要な要素。
選ぶ先によっては、費用は格段に抑えられます。
ただこの辺しっかり認識しておかなきゃなのですが、AFS財団の目的は「異文化体験」であり、「語学留学」ではないということ。
「異文化体験」が目的なので、インフラ設備が整っている国や、恵まれた家庭環境に配属されるわけではありません。
AFS留学の流れは?
AFSで留学することを決めた私は、このような流れを通りました↓
- AFSに資料請求
- 高校を通しAFSに志願
- 奨学金制度に申し込む
- 高校に留学届けを出す
- いざ留学!
ここで「AFSの審査」について少し話そうと思います。
AFSは審査をどのようにしているのかは定かではありませんが、高校の成績は良いに越したことはないようです。
AFSへの書類提出があるのですが、高校の成績は明確に提出しなければいけなかった覚えがあります。
それこそ「クラスの成績が何番」か、といった具合に(→高校側が提示してくれる)。
留学が決まった時点で、派遣される国が伝えられるのですが、これは高校の成績の高い順から選んでいるようにも見えました(確かではありません)。
ここで確認したいのが、留学の審査もそうですが奨学金制度の審査においても、在籍している高校の偏差値は関係ないということです。
私の通っていた高校は偏差値は高くありません(むしろ低い)。
でも自分のレベルの高校に行っていたことで、私の成績はクラス上位でした。
そのことがいろいろな審査場面で功を奏したように思います。
きっと先方は、日々の学業に真面目に取り組んでいるかを重要視しているのでしょう。
渡航先の国は選べる?
渡航する国は自分の希望は出せますが、選べません。
決めるのはAFS側なんです。
派遣先の国は確か30数カ国程くらいでした(今AFS公式サイトを見ると、派遣国は当時より増えています)。
そして派遣国全ての国を希望順に書きました。
第30(ぐらい)希望までですね。ひたすら書いた覚えがあります。
英語圏はもしかしたら希望者が多いかも?しれません。
奨学金の審査は?
志願書にて申請した奨学金の審査は、面接でした。
面接官は5人はいたように思います。
どんな質問をされたか、もはやほとんど記憶にないのですが、自分が熱く語った覚えのあることは、、
- なぜ留学したいのか?
- 留学して何を学びたいのか?
といったことですね。
留学の一年は休学になる?留年は?
高校生だった私の留学は1年でしたが、休学扱いにはならず、留年もしませんでした。
もともと英語授業の比重が大きい学科だったことから、留学の1年を単位として認めてくれたんだと思います。
担任の先生におそるおそる「帰国後はやっぱり留年しなきゃですか?」と聞くと、「え?いいんじゃない?しなくて」と(笑)
年間留学する生徒はたまにいたみたいですし、先生たちも反応は軽かったです。
結論:お金がない高校生でも留学はできる
ということで、「お金がない高校生だった私でも留学できた」話でした!
冒頭にありますが、当時高校生だった私は母子家庭。家はお金の余裕はなかった。
AFSの試験は受かった後も、「奨学金がもらえなければ留学はさせてあげられない」と母にはっきり言われていました。
ですので高校生だった私は、なんとしてでも奨学金を手にしなければいけなかったのです。
私は奨学金試験に受からなかった自分は想像できなかったのですが(自信があるという意味ではなく、その未来しか見えてなかったという意味で)、
もし最悪奨学金試験に受からなかったとしても、おそらく諦めていなかったと思います。
お金がない高校生でも留学できる方法は、他にもあると思います。
チャンスは意志あるところにやってくる?
今留学を考えている人に勇気づける言葉をかけるとしたら、「チャンスは意志あるところにやってくるよ!」ということ。
今考えても、お金がない高校生だった私が一年も無料で留学できたのはとても幸運でしたし、大変ありがたいことです。
高校の先生方にも、とりわけお世話になりました(高校側が作成した書類も多かったので)。
全ての条件が整わなければ、留学にこぎつけません。私1人ではできなかっとこと。
そんな私は当時周りから、「運がいいね〜」と連呼されていました。
確かにそう、運が良かった…。
とはいえ!周りの友達が遊んでいた時私は、1人留学の準備をしていたのも事実。
意思があり、準備ができている人のところには必ずチャンスがめぐって来ます。皆さんもそれを手にしてください!
追記:語学の勉強はできるだけする
「お金がなくても留学はできる?」という話の番外編としてですが、留学を考えているのなら、語学の勉強はできるだけしておくことをおすすめします。
海外に行ってから勉強しようという考えはもったいないです。語学の勉強は、日本にいてもできることですから。
最近ではオンライン英会話など、実践できる場はどんどん増えてきています。
むしろ海外に行かなければ語学が勉強できないなんて言えないほど、語学習得の手段は多い。
そこで私がお勧めなのは、語学学習プラットフォームのitalki。
講師とマンツーマンで言語が学べるプラットフォームなんですが、これが手軽で、使い勝手がいいんです。
当時高校生だった私の周りには、アジア、南米、ヨーロッパなど、非英語圏に留学した仲間がいました。
いわゆるマイナー言語の習得は、事前の準備はなかなか大変だったと思います。
が!今はこんな超便利ツールがある!
当時の留学仲間がこうしたツールを使えてたら、どれだけ喜んだか!高校生だった私自身にも使って欲しいツールの一つです。
詳しくはこちら↓
留学したいけどお金がない!高校生が1年無料で留学する方法とは?、いかがでしたか?
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!
コメント
コメント一覧 (2件)
返済不要の奨学金があるんですね。しかも全額。高校生当時に留学なんて自分は全く考えられなかったけど、そういう制度をうまく利用して外国を学ぶのはとても良いことですよね。
自分の子供がもし興味を持つようになったら勧めてあげたいです。
りんさん、コメントありがとうございます!
そう、返済不要の奨学金はあるんです。そういった制度は宣伝している訳ではないので、それぞれが探しに行かなければいけませんが、おそらくもっと色々あるんじゃないかな?
若いうちの留学はおすすめです!