こんにちは!シロイヌです。
今回は、高校生だった私が、留学の意味を考えさせられた、先生からの言葉について書こうと思います!
16歳の時に、念願だった海外留学を果たした私シロイヌ。
渡航前は海外に対して、とてつもない憧れや希望がありました。
けど行ってみると、もちろん楽しい、嬉しいばかりな事ではなかった。
むしろ楽しい、嬉しいことよりも多くの時間を、悩んだり、辛かったりといった思いで過ごしていたように思います。
留学の意味って、考えたことはそれまでなかったように思います。
とにかく海外で英語勉強をし、話せるようになりたかった。それだけのことでした。
そんな欲求とか、探究心です。
だから「意味なんてない」というのが、正直なところ。
留学機関としては「異文化交流」が趣旨としてありましたが。
語学のためではないことは明らかです。語学はツールでしかない。
例え高校の留学であったとしても、渡航前に「留学の意味」なんかを考えて行けば、それこそ意味ある留学として、もっともっと滞在期間が有意義なものになったかもしれません。
普通に考えて、日本国内の言葉が通じるところでさえ、よそのお宅に「今日から家族です」と一緒に住むのは、容易いことではありませんよね?(汗)
私が一番悩んだのは、ホストファミリーとの暮らしでした。
もともと実家では、母子家庭で(父は病気で長期入院中だった)、母は子供の私たちと一緒に、座ってご飯を食べるということをする余裕がなかったくらい、日々慌ただしく過ごしていました。
子供3人でいつもテレビを見ながらご飯を食べていたように思います。
そんなふうに育った16歳の私が、海外の家族と食卓を囲んだ際、どうしていいかがわからなかったのです。
(何を話せばいいんだろう?)
そんなふうに考えながら、家族の会話をいつも聞いていました。
そんな私は、もしかしたらまだ留学の準備ができていなかったのかもしれません。
幼かったし、留学生としての意識が足りなかったとも言えます。
上手くいかないことで塞ぎ込んだりして、相手とコミュニケーションを取ろうとしなかったことが仇にもなりました。
そんなこんな色々あり、二度のホストチェンジがありました。
自分で言うのもなんですが、劣等留学生。。。
オーストラリア滞在8ヶ月ごろに、親友だった留学生がホストファミリーと上手くいかなかったことで早期帰国することに。
そのことがとてもショックで、私自身もその地にいることが嫌になったこともありました。
(こんなところいても意味ない)そんなふうに自暴自棄になっていた時も。
あんなに留学したかったのに…
ですが残りの滞在期間が短くなるにつれ、語学の力は上がり、楽しい日々を噛み締めるようにもなりました。
そしてあっという間に帰国日に。
長いようで、短い一年でした〜
帰国し、日本の高校に戻ることに。
担任の先生に留学の報告をしていた時、私が上で書いたような話をしました。
夢や想像の世界とは違って、現実は苦労も多かった。むしろ悩んで過ごす時間は楽しかった時間よりも長かったようにも思える。
と言った話ですね。
するとそれを聞いていた先生は、
「良かったね」
というんです。
(え!?何が!?)と驚いて、何がいいのか聞いたんです。
先生は、
「悩んでる時間って、どういう時間だったと思う?」
と聞いてきました。
「1人の時間ですか?」と私。
意外な質問になんて答えていいかわからない私に、先生は続けました。
「嬉しい、楽しいばっかりの留学って、何か学んでるの?
言葉が通じない土地で1人で悩む。日本にいたらできないくらいの多くの時間を、自分と向き合っていたんだよ。
それが「留学する意味」じゃない。」
そう先生は私に言葉をかけてくれたんです。
「留学の意味」は、行く前は考えもしなかった私ですが、先生にそんな言葉をかけてもらい、とても勇気づけられました。
留学中に悩んだ時間はむしろ「学びの時間」として、「私は自分と沢山、向き合った。」と前向きに振り返れるようになったのです。
いろいろ書きましたが、留学の意味は人それぞれであっていい、ということ。
意味なんてなくてもいいし、何かを学ぼうと思わなくたっていいかもしれない。
私なんかはついつい真面目に考えてしまうけど、「楽しむことも」一つ意味としてありますね。
そこまでくると、「留学」と言えないでしょうか(汗)
意味なんて人それぞれでいいのです。
生きている意味が誰にもわからないと一緒ですよね。(←壮大すぎ!?)
でもどうせ留学に行くなら、自分で意味を決めて行くと、よりみのり多いものになるかもしれません。
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留学の意味って?劣等留学生の私に先生がかけてくれた言葉とは?、いかがでしたか?
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!