「選べる」は子供の不幸?選択させない【魔法の言葉】とは?

 

こんにちは!今回は、子供に選択させることが、実は子供を不幸にしている!?というお話をさせていただこうと思います♪

 

皆さんはお子さんに、何か選択させていますか?

私は子育ての悩みを幼稚園の先生に相談した際、先生からの返答に驚いたことがあります。

それは、

 

「子供に選択させてはいけない」

 

です。選択させることで、自立心がついたり、判断する力がつくかと、良かれと思い、あえて、選択させていた私でした。

その「選択肢を与えること」が、むしろ子供を不幸にするとは!悪影響だったとは!思いも寄りませんでした…

 

なぜ子供に選択させないのか?

子供に選択させることによって、どんな不幸な結果を招くのか?

ではどうすればいいのか?

など、先生から聞いたこと、自分で調べてみたこと、また、自分なりの見解をまとめてみました!

 

多過ぎる・大き過ぎる選択肢

 

朝起きた途端からお子さんに、このような選択肢を与えていないでしょうか?

 

「今日は何着ていく?半袖?長袖?ジャンバー羽織る?」

「下はどうする?半ズボン?長ズボン?柄はどうする?色はどうする?」

「朝は何食べる?ご飯、パン?それともシリアル?」

「飲み物何にする?冷たいの?温かいの?」

 

良かれと思って与える選択肢は、実は子供たちにとって負担なのだそうです。未成熟な子供にとって、こうした多すぎる選択肢、もしくは大きすぎる自由は、かえって苦しみとなるのです。

例えば家族で外出した際の、子供に対するこのような質問。

 

「ここで食事したいの、それともお家に帰ってから食べたいの?」

 

こう聞かれた子は、家族全員の大きな決断を背負わされて悩んでしまいます

さらにはレストランに行った際の、たくさんのメニューからの選択。。。

せめて二択が良いですね!

 

「するかしないか」の選択肢 

このような質問形式の話し方も、子供を混乱させてしまいます。

 

「コートをかけてくれる?」

「靴を履いてくれる?」

 

子供たちに「するかしないか」の選択肢を与えてしまうからです。

 

「したい、欲しい病」を育てる質問

未成熟な子供から自分のしたいことを無理に聞き出すことは、「自分はこうしたい」という側面を未成熟な状態で呼び覚ましていることになります。それにより子供たちはだんだん意識的になってくるのです。

 

その結果どうなるか?

子供に選択肢を与えることは、利己主義な子を育ててしまいます。子供たちは自己中心的になり、他の人たちに何が必要かということに対して無頓着になります。

更に子供が大きくなるに従い、生活する上でやるべき学校の勉強とか、家の仕事などをしたがらなくなったりします。

思春期になって子供が扱いにくくなるのは、このような子供中心の育て方が原因と言われています。

 

病理にもつながる?

「小さい時から自分の要求がいつも満たされてきた子供ほど不安定で不満足な子供はいない」とまで言われるそう。。。

 

シュタイナー(ゲーテの権威・劇作家・オイリュトミー発案者・哲学・神学・教育・農学・建築学・薬草学・薬学・医学・自然療法・共同体思想など、多岐の分野での専門家)

は、このように言っています(1923年)。

現代人に流行しているいわゆる精神病の根源は、大人の曖昧な指示に起因する

引用:バーバラ・J・パターソン+パメラ・ブラドレー『虹の彼方からきた子どもたち』(2005)学陽書房

 

「アレルギーの子は、境界線が弱い子が多い」(※)として、「子供に判断させない」を提唱する医師もいます。

この「境界線」とは、「線引き」や「限界」とも言い換えられます。親がしっかりと限界を示したり、制限したりすることで、子供は安心感を感じ、他者やものごととの境界線を学ぶとされます。

(※)「参考文献」発行人:落合恵子『月刊クーヨン 特集 アレルギーになりにくい暮らし方』 2018年8月号 クレヨンハウス 

 

いつも選択肢を与えている?

子供は大人のように広くもの事を考え、適切に判断をすることはできません。ですので子供の様子を大人がよく見て、大人が判断していいのです!

例えば遊びに出かけた際、子供が遊びがやめられない・帰りたがらないから、といって子供に付き合っていたら生活になりませんよね?(汗)

その時、「今日はもう帰るよ」と決めて、母の決め事は絶対的なものとします。

すると子供はだんだんと、(お母さんが帰るよ、といったら帰るんだ)と、自然のうちにできます。

母は忙しいです。生まれて数年しか経っていない子供は、生活というものをお母さんを通して身につけていくものです。

ですので、お母さんが自身を持って先導して良いと思います!

また、子供が泣いて、「もっと遊びたい」というからと、その要求を呑んでいれば、子供がそのことによって何を学ぶでしょうか?

「泣けばお母さんは要求を満たしてくれる」ということです(汗)これはあまりいい学びではありませんね。

 

野生動物がお手本?

野生動物においては、親に守ってもらわなければ、容易に命を落とすことになります。自然界をお手本とするのであれば、子供が親の言いつけを守るのは、自然なことではないでしょうか?親が子供のいうこと聞くことは、逆に不自然とも言えるように思います。

もちろん、これは子供を守ると意味の言いつけであって、行き過ぎたしつけは違います!

 

そしてその言い方はあくまでも、優しく、がいいですね♪

 

魔法の言葉がある

じゃあどう言えば?

優しい、魔法の言葉がありますよ♪

それは、、、

 

「〜してもいいですよ」

 

です!

 

例)「コートをかけていいよ」

 

魔法の言葉の注意事項

魔法の言葉の後に「わかった?」は言いません。

確認することで威力を弱めてしまうからです(汗)

 

もしわからなかったら子供は言われたことをする必要がないのか?

子供はそれをするかしないか選べるのか?

 

子供を混乱させて不安に駆り立ててしまいますよね!

 

最後に。。。

この「〜してもいいですよ」、ちょっと面白い言い方ですよね(笑)

私は初めて聞いた時、思わず笑ってしまいました。思いつかない言い方だな〜って。

でも試しに使ってみました。いい言葉ですよ!質問形式でも無いですよね。

皆さんもぜひ、お子さんに使ってみて下さい♪

 

「選べる」は子供の不幸?選択させない【魔法の言葉】とは?、いかがでしたか?

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!

コメント

コメント一覧 (1件)

  • 選択肢を与えるのは良くないんですね。うちは結構「どっちがいい?」って聞いてることが多いです。ギリギリセーフかな(笑)。確かに多いものから選ばせたり曖昧だと、子供は考えられないですよね。「わかった?」も言いがちなので気を付けます。

目次