こんにちは!シロイヌです。
今回は、
漫画が子供の学習に役立つ理由、
漫画を子供の学習に役立たせる漫画活用術、
などについて書こうと思います!
子供はみんな漫画が好きですよね!
「本は読まないし嫌い。でも漫画は好き!いつまでも読める!」という子は多いはず。
<でも、漫画を読んでも勉強にならないでしょ?>と親は思うかもしれない。
実際私は思っていました。
ですがこの漫画、良い付き合い方をすれば、子供の学習のサポートになるのです!
今回は私が本で調べたことをまとめて書いてみようと思います。
漫画が子供に与える利点って?
では具体的に漫画が子供に与える利点を見てみましょう。このようなものがあげられます。
経験不足をカバーしてくれる
子供から大人への垣根を埋めてくれる
社会の理不尽さ、切なさ、どうしようもない現実を見せてくれる
社会のあり方、大人の汚い世界をわかりやすく描いている
文字だけで説明するのが難しい部分も絵で伝えてくれる
読解力を高めるきっかけづくりになる
いい息抜きになり、余裕が生まれる
ただし、これからの利点はどんな漫画にも言えることではありません!
良質な漫画にのみ、言えることです(汗)
これについては後ほど触れるとして、、、
上であげた利点を少し深く見ていきたいと思います。
漫画が予行練習になる?
上であげた、「子供から大人への垣根を埋めてくれる」というものについてですが、
漫画は子供に、少しずつ大人の世界に足を踏み入れることをサポートするのです。
小学生の高学年から中学生にかけての時期は、子供向けの物語から急に大人向けの読み物に移行することができず、なんとなく読書から遠ざかってしまうことがあるよう。
「わかりやすい物語はもう飽きた。
けど、小説はまだ難しい」
といった時期ですね。
それがきっかけで、読書そのものが辛くなる場合はあるかもしれない。。。
そんな小学生〜中学生の思春期の、どっちつかずとも言える期間に、物語と小説の二つの合間を埋めるのが漫画であり、漫画が小説などの世界に入る予行練習になるのです。
漫画はどう息抜きになるの?
また上であげた、漫画が子供にとって「いい息抜きになり、余裕をもたらす」についてですが、
<こんなの当たり前じゃない?>と思っていませんか?(笑)
実は勉強は、真面目すぎても伸びないという事実があるようなんです。
勉強ができる子というのは、短時間に集中していて、時に脳を休めてリフレッシュしているんだとか。
ダラダラ勉強しても脳は疲れるばかりで、効率も悪いということですね。
逆に脳を休める時間を入れることで、自分の潜在的能力を活用できるのかもしれません。
漫画ばかりじゃだめ?
とはいえ、漫画ばかり見ていても、やはり子供の学習のサポートにはなりません(汗)
漫画は「画」が主で、文字は補足的な存在。
本を読むことで身につけられる、「行間を読み取る」といった作業ができないのです。
本の言葉を頭の中で瞬間的にイメージすることができない、ということですね。
ということで、漫画ばかりでなく、学習と読書も並行してやっていくことが大切なのです!
でも子供は漫画ばかりになるよね?
学習と読書と並行して漫画を読めばいいとわかっていても、「結局は漫画ばかりにならない?」といった話ですが、、、
これが一番親が悩むところですよね。
特に小学生の子供がケジメを持って漫画を読めるかというと、そうは思えない(笑)
では子供が漫画と上手く付き合うために、大人ができることはどんなことでしょうか?
- 漫画を買い与える時、読む時間を親子で話し合って決める
- 漫画を読んだら本も読むといった約束をしておく
このようなルールを初めに決めておいた方が良さそうです。
漫画を与える時の注意点は?
小学生など低年齢の子供に漫画を与える場合は特に注意したいこと。
それは、
暴力シーンやきわどい性描写など、度のすぎた内容の漫画に注意すること
でしょう。
子供に与える良質な漫画って?
ではもし子供の学習面をサポートするような良質の漫画があるとしたら、どんなものでしょうか?
企画から構成、ストーリー展開が練られていて、
読者に強く訴えかける力があり、
大人社会の汚さを見ると同時に、良い大人もいるのだという希望を持たせてくれ、
それでいてギャグのセンスのいい漫画、、、
そんな良質な漫画があるとしたら!?
なんだか探し出すのが難しそうですね(汗)
ではここで、麻布学園中学・高校国語科教諭の中島克治先生のおすすめの漫画を載せたいと思います。
いずれもかな〜り前の漫画!
とはいえ、テーマは普遍的で、名作として高く評価されるものばかりです。
これらは一例に過ぎません。
小学校の子供の担任の先生にも聞いてみたところ、先生も『ブラックジャック』がおすすめとのことでした。
また、『タンタンの冒険シリーズ』もおすすめとのこと↓
漫画の絵の好き好きはありますし、良質本の候補は沢山あった方が良いですよね。
今後も探してみて、良さこうな本があれば更新したいと思います!
また上でご紹介した傑作漫画にある要素知った上で、親子で新たに探し出してみても良いかもしれませんね。
親が子供と同じ漫画を読み、子供と意見交換するのもまた、「漫画で子供の学習をサポートする」一環かもしれません。
ということで、今回はこの辺で!
参考資料:麻布学園国語科教諭 中島克治 『できる子は本をこう読んでいる 小学生のための読解力をつける魔法の本棚』株式会社小学館 2009
漫画が子供の学習に役立つ!?漫画の利点と【漫画活用術】はあった!、いかがでしたか?
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!