今回は平日「ワンオペ育児」をしている私が、子供が少し手が離れてきた今「ワンオペ育児で良かった」と思える理由を書こうと思います。
皆さんは日々の家事・育児を夫、もしくは家族などと協力してやっていますか?
周りの様子を見ると、家事・育児(または仕事)は主婦が一手に引き受けている場合が多いです。
いわゆる「ワンオペ育児」ですね。
ワンオペ育児とは?
「ワンオペ」は「ワンオペレーション」の略。配偶者の単身赴任など、何らかの理由で1人で仕事、家事、育児の全てをこなさなければならない状態を指す言葉。
出典 コトバンク 知恵蔵mini
この言葉を借りるなら、私も平日「ワンオペ育児」です。
仕事で忙しい夫
結婚した当初からの夫の帰宅時間は遅く、平日9時前に帰宅したのは数える程。
最初は「こんなものなんだろうか…?」と疑問に思ったり、夫の赴任先である身寄りの無い土地で寂しい思いがありました。
慣れてくるとその一人の時間を満喫するようになったんですけどね。
子供が生まれてから、
「週一回とまでは行かなくても、たまには早く帰ってきて欲しい」
そんな風に夫にお願いしたこともありましたが、相手を苦しめているようにも感じ、願うこともなくなりました。
夫と同じ職場で働いていたこともあり、忙しさは重々承知していましたので。
助けが必要な時も
辛かったのは二人目の産後、後陣痛で苦しんでいた時です。
産後すぐは心身ともに調子が良く、早期退院したものの、しばらくすると後陣痛が始まりました。
そして四つん這いの生活に突入。
その頃実家の病気の父の容態が急変し、当時同じ町にいた母はそちらに付きっきり。
幸い、ファミサポの提供者に依頼していたこともあり、長男の子守には平日3日程度来てもらえました。
四つん這いでも一人で全てするしかなかったため、どうやって全ての家事育児をやってのけるかよく考えた私。
ライフスタイルを大幅に変えることに。
覚悟して工夫した
例えばご飯は最低限のご飯と味噌汁。本当にこれだけでしばらく乗り切りました。
夕方はご飯・片付け・風呂・寝る支度などやることが多かったので、午後の2時には二人の子供を連れてお風呂に入りました。
夕飯は4時。6時には子供は就寝。
まさに、「日の出とともに起き、日の入りとともに寝る」原始的生活。
その頃の育児は無謀とも思いましたが、覚悟を決めると神様が力を貸してくれるものだと感じました。
私の夫は家事が得意な人ではありません。むしろかなり苦手な方。
結婚前からわかっていましたが、二人の子供を抱え、自分が手一杯に感じた際、手際の悪い夫にイライラしたり、夫婦間は険悪なムードにもなりました。
でも相手は変えられないので…工夫して一つずつこなしていくより他無かったのです。
そして生活において優先順位をつけるようにしました。優先順位をつけた結果、いろいろなことを省きました。
生活を「生きがい」にしたい
ただ楽をするために高機能電化製品を買ったりといった、「買うことで何かを省く」ことは考えませんでした。
そもそもお金がかかるし、置き場を考えたり、メンテナンスもしたり、維持にも時間がかかる。
個人的には手間は多少かかるかもしれないけど、素朴で慎ましい生活を選びました。ミニマリストやシンプルな生活を好んでいたのもあります。
人の喜びはなにも買い物をしたり、旅行に出かけたりなど、贅沢することばかりではないですよね。
喜びは日々の生活の些細なことで感じることができれば「しめたもの」と思っているので、あえてこだわって、省かないものもありました。
また家事は重労働ですが、体を動かすことで逆にメンタルも支えられていたような、不思議な感じもありました。
子供の成長とともに楽に
今でも平日はワンオペ育児です。とはいえ、以前とは状況が違う。
下の子は幼稚園に上がり、上の子も小学校に上がり、とても楽になりました。
一時は子供の為に身も心も捧げてストイックな生活をしていた私でしたが、それはもう卒業。
上の子には私が何かを教える機会は少なくなってきました。むしろ子供は家の外で学んでくることの方が多いように感じます。
ワンオペはいつまでも続きません。楽になる時が必ず来ます。
「ワンオペ」で得た自由
今私はむしろ、「ワンオペで良かった」と思っています。全て自分で選択し、行動に移せるから。
夫も私に全てを委ねています。夫は細かいことを考えている余裕はもともとないので。
夫と子供は平日の夜は顔を合わせられませんし、朝もゆっくり話す時間はないです。
関わる時間は少ないですが、とはいえ子供はお父さんが大好きです。
週末に一緒に遊ぶのを楽しみにしていて、会えない夜もお父さんへの思いを馳せている様子です。
朝方、夫の布団に入っている子供に気づいたり。
夫が家にいる時間は少なく、子供にとっては少し寂しい面もあるようですが、日々「お母さんと一緒にいられればそれでよし」としているようです。
実際そのように言っている。
子供は私が一人ワンオペでやってきたことを知っています。子供の世話をいつもして来たのも私だとわかっています。
子供達は最も多くの時間を私と過ごしたことで、私の影響(偏った考えなど)を一身に受けたかもしれませんね。
そう思うと少々心配というか、申し訳ない気持ちもありますが、、
それでも子供は私に絶対的な信頼感や自信を持って、ついて来てくれます。
母子旅で海外に行った際も母の言いつけは絶対として言いつけを守ってくれたことで、私も不安無く二人の子供を連れて行けました。
もう私は、自分が行きたいと思うところに自分で選択し、一人で子供を連れて行けます。
それは辛かった時期もあるけど、「ワンオペ育児」をして来たからだと思います。
むしろワンオペしてこなければ、一人で子供を連れて出かけたいとすら思わなかったでしょう。
それは乗り越えたことのある人が手に入れられる自由なのです!
なので、ワンオペで良かったのです♪
一人で3人の子供と病気の父の面倒を見た母も、今ではとても自由で幸せに暮らしています。
そんな日が今「ワンオペ育児」をしているお母さんたちにもきっと来る。応援しています!
【平日ワンオペ育児】むしろそれで良かった私の理由、いかがでしたでしょうか。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!
コメント
コメント一覧 (2件)
我が家も主人が単身赴任族でワンオペ育児でした。1人で全てこなすのは凄く大変で毎日心も体もクタクタでした。無駄を省いたり、時間決めて生活し始めたらなんとかなるもんにまで成長しました。ワンオペ育児は最初不安でいっぱいでしたが、お陰で強い人間になれました。ワンオペ育児頑張ります。
うちもずっとワンオペです。夫は家事を全くしないので、子供が産まれたからといってするようになるわけでもなく、プラス家にいてもおむつさえ変えない完全なるワンオペ育児を続行中です。ただ私もワンオペで良かったと思えることはあります。まさにシロイヌさんと同じ、自分ですべて決めることができるという点です。そうなると育児においての対立って本当にありませんよね。