こんにちは!今回は、子供を学校嫌いにする、親の何気ない言動について、私自身が思うことを書いてみようと思います!
まず初めに、親の言葉の影響力について、自身の経験を元に語ろうと思います。
(こんな子供騙し信じるかな?)なんてことを、心から信じる子供の姿に驚くことってないですか?
我が家の長男は、シュタイナー教育を取り入れた幼稚園に通わせ、なるべく、なるべく、「夢の世界にいる時期を延ばす」よう意識して育てたこともあり、小学校に上がり、世の中のことがだんだんわかってきましたが、それでもまだ、完全なる覚醒に至っていないようです。
そんな長男の「おもしろエピソード」で印象に残っているものの一つ、です。
それは確か長男が4才だったある日、長男の背中に気持ち悪い虫が付いていたの見つけた時の事です。
私は焦って長男の背中についているそれを振り払おうとしました。
長男が「なにー?」と聞いて来たので、「虫が付いてて…」と必死で虫を払い落とそうとしている私。
すると子供が「早くとってー!」と焦り出しました。
そして虫は下に落ちました。それはあまり見たことのない虫で、本当に気持ち悪かったんです。
けどとっさに私の脳裏に、
(今虫が怖いなんてイメージを持ったら、一生怖がるかも。男の子だし、虫を怖がるようになったら嫌だな…)
と浮かびました。そこで長男に演技で、
「ほら、この虫、〇〇ちゃん(←子供の名前)に会いに来たんだよ。〇〇ちゃん、こんにちはー!って言ってる。」
そう伝えたんです。内心私もその虫が気持ちが悪かったのですが、母の私が怖がれば、子供は絶対に怖いと思ったので、冷静にそれを伝えました。
すると子供は、笑顔で虫に、
「こんにちは〜!」
とその虫に話しかけたのです。
ですがそこは家のベランダ。(この虫がここにいるのは耐えられない)と私は、子供がよそ見している間に、ベランダの外に先ほどの虫を、ポンッと投げ捨てました。
すると虫がいなくなったのに気づいた長男が、
「せっかく友達になった虫がいなくなっちゃったー!」
とわんわん泣き始めたんです。最初は怖がっていた、あんなに気持ち悪い虫を思って!
「あの虫はね、〇〇ちゃん、また遊ぼうねー!」って言って飛んで行ったんだよ。」
と言うと長男は、
「また会える?」
と涙を拭っていました。
私は(子供って本気で信じるんだなー)と、関心しました。
これは一つのエピソードに過ぎません。子供って、本気で親の言うことを信じるんだと、お母さん歴の浅い私にとって大発見だったんです。
◎そんなこんなで子供は虫など全般大好きです。見つければ必ず捕まえようとします。
この、「夢の中にいる」状態がどこまで続くかは、個人個人かと思います。
今は小学校に入ったし、さすがに、、、と思いますが、それでも親の言葉は絶大に感じます。演技力があれば、まだ大抵のことを本気で信じるように思います。
「親の言葉をそのまま信じる」、は、それが良い言葉の場合、「勇気づけ」にもなりますね。
「偉人の陰に偉大な母あり」と言いますが、あの「トーマス・エジソン」を支えたのも彼の母でした。
あのトーマス・エジソンの母親は、学校に馴染めなかったエジソンに「トーマス、お前は天才だよ。トーマスは賢いよ」と言い聞かせ育てた話は有名です。
子供の短所を保護し、長所を発見して、良い言葉、良い暗示をかけると子供は能力を発揮するように育つのです。
引用:船津徹 『世界標準の子育て』(2017)ダイヤモンド社
母の言葉というのは、絶大です!
そしてその絶大な母の言葉が、良い影響となればいいのですが、悪い影響となることは避けたいものですね。。。
「これから小学校に入る子供を持つ親の心得」といった話を、入学前に聞きました。「子供が学校嫌いにならないために、親が気をつけること」です。
具体的にいうと、
「親が学校の悪口を言わない」
です。
「先生の悪口を言わない」
「お友達の悪口を言わない」
もそうです。
なぜかというと、親のいうままを子供は認識してしまうからです。
子供は親(特に母親)の気持ちにとても敏感です。小さければ小さい子ほど、テレパシーの様に親の気持ちを感じ取ってしまうものですよね。
親が学校を信頼できていなければ、子供は信頼できるでしょうか?むしろ子供は不安になると思うんです。
親が学校の悪口を言う = 子供が悪いイメージを持つ = 子供が(そんなところ行きたくない)と不安になる = 子供が「行きたくない」と言う
といった流れです。
これは先生に対しても、友達に対しても同じことが言えます。
お母さんがそこに悪いイメージを持って、言葉や態度に出すことで、必ず嫌いになると言っていいでしょう。
また、相手を全部肯定する必要はないと思うんです。
例えば長い学校生活の中で、いつも、必ずしも、学校の言うことが100%正しいかと言うと、そうでないこともあると思います。
そうした際に、親の、「学校は正しいよ、いいところだよ」の言葉がかえって子供を苦しめることになる場合もあるかも知れません。
ですので、親がそこに正しい、正しくない、と言うジャッジはしない方が良いと思います。価値観の押しつけは避けたいですね。
あくまで、親の言動で、相手への負の印象を与えないことだけです。
これは私の場合ですが、子供には、
「必ずしも学校が正しい訳ではないし、本当のことを教えてくれるとは限らないよ」
と伝えています。そして、
「正しい、とか、本当のことというのは、自分で判断していいんだよ」
と伝えてあります。
また、学校の良いところなど意識して伝えませんが、相手のいいところを見つけた際は、子供にその都度伝えます。
最近実際にあったことを例にあげると、子供が、
「先生に一人で帰っちゃダメって言われた」
と言ってきた際、私は、
「先生、〇〇(←子供の名前)を心配してくれて、そんな風に言ってくれたんだね。先生、優しいね。ありがたいね。」
などと話します。
お友達とのトラブル発覚の際も相手を責めません。親はその場面を見ていないからです。
また、見ていたとしても、親が気になっているのなら、親である自分が、直接子供なり、相手の子なりに伝えればいいことですね。
誰かを介して伝える、注意してもらう、のでは遅い(汗)それこそ掘り起こす作業になってしまいます。
その場で本人に直接言うのが一番伝わります。
トラブルの際、子供は怒ったり、泣いたり、などの感情を出しますが、意外とすぐに忘れるものです(小学校高学年くらいになれば、忘れないようになりますが)。
我が家の話を例に出すと、最近子供が、「学校でお友達にパンチされた〜」と言って帰ってきました。
もしそうして子供が泣いて帰ってきたとしても、うろたえず、「そう、それはいやだったね〜!」と明るく言って、ぎゅ〜っと抱きしめてあげます。
◎これには模範すべきモデルがいます!『天空の城ラピュタ』での一つの回想シーン。「シータ」の幼少期に出てくるおばあちゃんです。おばあちゃんがまさにそう!ただ泣くだけのシータに、明るく、優しく、「それは辛かったね〜」と言っている姿です!わかる人いるかな?(汗)
するともう子供は安心し、別の方に心が向くのです!
これが、この時期の子供の良さと言えます。人のことを恨んだり、根に持ったり、ということも見受けられません。とても子供らしく、さっぱりしてますよね!
親が不安になり、「どんなことされたの?誰にされたの?」なんて質問すれば、子供は気持ちが深入りしてしまいます。
そのように大人がいろいろ口を挟むのは、自体を大きくし、問題を掘り返す行為です。
そしてそれは生産性の無い時間です。。。
なぜって、繰り返しになりますが、基本的に子供は前しか見ないものだからです。
親は子供に共感し、スキンシップで心を温めればそれで十分!
大人のサポートが必要な深刻な場合はまた別ですが、できるだけ子供たちを信じ、子供たちだけの力で解決させてあげたいですよね。問題解決の体験の為にも。。。
学校から帰った子供に、「今日はどうだった?」とは聞きますが、あえて根掘り葉掘り聞かないようにしています。
学校での様子は気になりますけどね(汗)
子供は前だけ見ているもので、今日あったことなどを振り返る作業は、子供の頭を疲れさせてしまうと聞いたことがあります。
聞くことで、逆に親は心配になることもあるかもしれません。
ですので、子供が話してくる内容だけに耳を傾け、共感してあげることが、深入りしないためのちょうど良い距離感に思えます。
以上、子供を学校嫌いにさせないために、親が気をつける言動、でした!
少なくとも我が子はこれで、今のところ学校は嫌いではなく、楽しんで行っています。嫌なことがあっても、夕食時には翌日の給食を楽しみにしています(笑)
子供を学校嫌いにする【親の何気ない言動】とは?、いかがでしたか?
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!