こんにちは!
良かれと思って子どもに与えた「ストライダー」。まさかそのことを後々後悔するとは。。
ストライダーはとても楽しい乗り物だけど、こんな失敗談もあるって知ってもらいたい。
STRIDERとは?
子ども用二輪車
ストライダーとは、上の画像にある子ども用二輪車です。
ペダルとハンドブレーキがあえて省かているのが特徴。
子ども自身でバランスをとって走行します。
安定感はないので、年齢や子どもによっては少し練習が必要。
慣れると芝生の上や森の中、砂利道、そして雪の上なども自由自在に進めます(公道走行は禁止)。
とてもよく考えて開発されている製品です。
- 転倒時の怪我を防ぐ細やかな設計
- 米国・欧州の安全規格も取得済み
- 軽量・丈夫・シンプルさを重視
0〜7歳まで
ストライダーはモデルを変えれば0歳から7歳くらいまで利用できます。
ストライダーといっても、モデルが色々あるんですよね。
定番のモデルにハイグレードモデル、0歳から乗れるストライダーと色々。
例えば下の画像の「ロッキングストライダー」は0歳~5歳まで最大5年間使用可能。
「揺り木馬」のイメージですね。
一台二役あって、ロッキングベースを取り外せば、通常のストライダーとして利用ができる。
別モデルの「フォーティーンエックス」は、対象年齢が3歳半〜7歳。
定番モデルよりもタイヤが大きく(14インチ)、ブレーキとペダルが装着できる仕様になってます。
ストライダーの後悔
私がこのストライダーの一体何に後悔したかというと、「歩く」という1番大切なことを阻害させたことです。
ストライダーに問題があるわけではありません。私がストライダーを頼りにし過ぎたことが問題でした。
子どもは年中のある日、扁平足だというとことが発覚したんです。
扁平足は土踏まずがない足の状態のこと。のちほど詳しく説明しますが、これにはたくさんの弊害があります。
なぜ扁平足になるかというと、大きな原因としては幼児期の歩行が足りないからですね。遺伝的な要因も大きいですが。
ここでは私がストライダーを購入したきっかけから、子どもが練習期間ゼロで自転車が乗れるようになって喜んだこと、そして最終的には扁平足が発覚し、足育を始めたことを順を追って書いていきます。
口コミですぐに購入
まず後悔していること。それはママ友の口コミだけですぐに買うことを決めたことです。
私がストライダーを知ったきっかけは、ママ友でした。
ママの趣味でタイヤの色などがカスタマイズしてあったストライダーを初めて見た私は、「最近の子どもの乗り物って、こんなに可愛いんだ~」と興味津々。
そしてまだ小さな子が、その補助無し二輪車にまたがり、足漕ぎでスイスイ楽しそうに乗っているのを見て関心しました。
ママ友はこう言いました。
「〇〇(ママ友の子の名)はストライダーに乗ってたから、自転車の補助輪がすぐに取れたよ」
それを聞いた私は、
(それなら三輪車の代わりにストライダーにしようかな…)
と、すっかりストライダーを買う気に。
今では種類も色々あるストライダーですが、当時は原型である「クラシックモデル」一択でした。
こちらの対象年齢は一歳半から。
当時のわが子は一歳半に満たない年齢でしたので、
(まだ歩くのもおぼつかないのに乗せていいのかな…)
と、少し不安があった私。
販売店の店主に話してみると、こんな返答が。
「うちの子もそれくらいからストライダー乗り始めましたよ。早く乗ったからバランス感覚が良くてね。今は大きくなったけど、自転車でいろんな技をしてるよ。」
それを聞いた私は、(バランス感覚が養えるのはいいな)とコロッと不安が無くり、あっさり購入。
ストライダーを足代わりに乗せた
ストライダーは三輪車のような安定感はありません。
初めは子どもにとって難しかったようです。ですが遊びながら乗っていると次第に慣れてきました。
お散歩の際はそれにまたがり遠くまで行きました。子どもも喜んでいたので、いつも乗せるように。
そろそろ補助輪の付いた自転車も買おうと自転車も購入して、ストライダーと併用していました。
子どもはどちらも喜んで乗っていました。
2歳で補助輪が取れる
ママ友の口コミ通り、わが子も自転車の補助輪がすぐに取れました。
ストライダー歴が長くなると、足を地面から離してバランスをとって走るようになったわが子。
(ひょっとしたらもう補助無し乗れるかな?)と、試しに補助輪を取ってみました。
するとどうでしょう!練習することなく普通に乗れました!
その時の年齢、わずか2歳。
「ストライダーが早く自転車に乗れるようになるっていうのは本当だったんだ!」と感激した私。
ですがその後、まさかそのストライダーを乗せていたことをとてつもなく後悔するとは思っても見ませんでした。。
まさかの扁平足!?
私が子どもにストライダーを与えて後悔したのは、子どもの扁平足に気づいたから。
扁平足とは?
土踏まずがなく、足の裏が平な状態の足のことを言う
子どもが年中になったある日、足育のお店に靴を買いに行った時の事。
そこで店員さんからまさかの扁平足だと指摘されたんです…!
現代の子は送り迎えが車やバスになったりと、足を使う機会がどんどん減っていることで扁平足が増えているそう。
扁平足の割合はなんと2人に1人!1980年代の子供と比べても、今の子供はその3分の1しか歩いていないんだとか。
以前児童館に遊びに行った際、体育館で裸足で遊んでいる小学生の足を観察してみると、見事にみんな「扁平足」でした。
(でも、うちの子がなんで?よく外遊びさせたんだけどな…)
と考えるが早いか頭によぎったのは、あのストライダー。
「あ!ストライダー乗せてた!歩く代わりに!」
大地を踏み締める喜びを、なんで先に味わせなかったんだ〜(大泣)と大ショック。
足裏のアーチは6歳くらいでほぼ決まるそう。期限付きです。
「これから足に合った靴を履いて一生懸命歩けば、13歳までは変化しますよ。」
あまりのぼうぜん自失状態の私を見兼ねてか、励ましてくれた店員さん。
足の形は遺伝が強い?
ただ、扁平足は遺伝要素も大きいことがわかりました。親が扁平足だと、一生懸命歩いても土踏まずができにくいことはあるようなんですよね。
言い訳がましいですが(汗)
私自身の幼少期は自家用車が無かったのもあり、どこに行くにも歩いて行ったそうです。
「とにかくよく歩かせた」と、母に言われる。
そして土踏まずはしっかりあります。足に合った靴を履くなんて気にしたことなんてありませんが、足の指も曲がっておらず、状態は良好。
ですので自分の子がまさか扁平足とは、思ってもみませんでした。
(ストライダーによく乗っていたとはいえ、外遊びも沢山させたし、おかしいな。。)
と納得いかない私。そこで主人に話してみることに。
すると衝撃的な事実が…!?
まさかの主人が、典型的な扁平足だったのです。
またまたショック…
足育の店員さんの話だと「4歳過ぎてだんだんと土踏まずができてくる」とのことでした。
けれども実際にいろいろな子の足を見ていると、3歳過ぎる前からもうすでに土踏まずらしき「くぼみ」が見える子はいるんですよね。
ちなみにわが家の下の子は現在4歳。意識して歩かせていた訳ではありませんが、既に土踏まずができています。
ですので、足の形は遺伝も強いと個人的には思います。
「足育」が始まる
その後どうしたかというと、「足育」を意識するようになりました。
子どもにストライダーばかり乗せていた後悔はありますが、
「しのごの言ってもしょうがない、これから頑張って足育するか!」と気持ちを切り替えています。
また、努力による兆しも見えてきています。
小さい時は頑固な「扁平足」で疲れやすかった子どもも、最近では少しずつ土踏まずができてきました。
歩くのが楽しくなったからか、自ら「山登りがしたい」と言うようになったり。
遺伝的に不利であっても、足を使うことを意識することで絶対変わります。
私のおすすめ足育は、「雑巾掛け」。足育には足の裏を曲げたり・伸ばしたりってアプローチが良いようです。
扁平足の弊害
ところで扁平足の弊害を知っていますか?「百害あって一利なし」です。
年齢が上がるほどに土踏まずはできにくくなるので、早めに対応するのをおすすめします。
扁平足の弊害
- 疲れやすい
- 転びやすい
- 集中力の低下
- 長距離を走るのが苦手
- 猫背
- 不眠など全身への影響が出やすくなる 等
ただ土踏まずがあればそれで良いかというと、実はそうでは無いくて…。土踏まずが広すぎて疲れやすかったり、転びやすかったりもするんだとか。
ちなみに、扁平足以外にも足のトラブルはあります。
浮き指・足指の変形
足の指がまっすぐ伸びていない状態もまた、健康な足とは言えません。
原因は、足の成長に良くないタイプの靴を履くことなど。
【まとめ】ストライダーの後悔
もし過去に戻れるなら、私は「ストライダー」より「足育」を取ります。
ストライダーはいい製品なんですよ。ただその前に歩くことをもっと考えればよかったってだけ。
実際子どもはストライダーにとても喜んで乗っていました。小さい頃の思い出は、ストライダーと共にあるといっても過言ではないかも?
ちなみにわが子の場合、自転車に早く乗れるようになったのはストライダーのおかげだと思っています。
ただよくよく考えてみれば、自転車は練習すれば誰でも乗れる。焦らなくていい。
自転車は子どもが本気で乗りたいと思って練習すれば、一日やそこらで乗れるようになります。
でも、足は違う。。期限付きなのです!足育で一番大切な時期は3〜7歳。
この大切な時期に、「歩かせること」に注目した方がいいように思うのは私だけでしょうか?
子どもの成長に特別な乗り物が必要なんてない。
ストライダーはあくまで「楽しみ」のためのものと考えた方が良いです。
私のストライダー・後悔話でした!
以下、ストライダーについてあれこれ追記しました。ご参考になれば。
後悔ないように知っておきたい、ストライダーのあれこれ
メリット
実体験から感じるストライダーのメリットを3つあげます。
ストライダーのメリット
- バランス感覚を養える
- 自転車に乗る練習に効果的
- 子どもが楽しんで乗る遊び道具
なんらかの効果を期待して買うよりも、あくまで子どもへの「楽しい遊び道具」として購入するがおすすめです。
デメリット
実体験から感じるストライダーのデメリットを3つあげます。
ストライダーのデメリット
- 歩く機会を阻害する
- 危ない
- 子どもによっては乗らない
これについてちょっと説明させてください。
「歩く機会を〜」というのは、上で話したとおりです。買い与えるタイミングとか、使用頻度を考えるのをおすすめします。
ストライダーは危ない?
ストライダーは危ないこともあります。注意事項をよく確認してから子どもに与えましょう。
販売元の説明書きにあるけど「見逃しがち」な点をあげてみます。
ストライダー注意事項
- ストライダー単体の状態で乗車する際はヘルメットが必須
- 体重制限は36キロ
- 大人は乗車しない
- 必ず定期的に点検とメンテナンスを行う
- 運動靴を履いて走行
- 裸足やサンダルはダメ
- 急な坂道・公道では乗車させない
私は近くの販売店で購入したのですが、特別な取り扱い説明書はもらわなかったような…?
購入したその足で乗せていたので、注意点や乗り方など何も気にしていなかったのです。
そんなことで、子どもに怪我させてしまったことも。。
ブレーキが無い二輪車は想像以上に危ないものだと知って、大人の責任で乗せましょう。
乗る際はヘルメットと、できればプロテクターを装着してあげてから乗せるのが安心です。
さらに安全面を考えるのなら、ストライダーに乗せる場所は選んだほうがいい。アスファルトの地面より、公園などの土の上がベターです。
子どもによっては乗らない?
ストライダーに乗るのを怖がったりと、乗りたくないって子もいるのを聞きます。
値段がそこそこするものを購入した親としては、「せっかく買ったのに」と愚痴の一つも出てしまうかもですね(汗)
ひとまず焦らず、子どもから乗りたがるのを待ってみても良いと思います。
でももし一つ手があるとしたら、ストライダーに実際に乗っている子を子どもに見せること。
模範されるのが早いです。
ストライダーの効果
体感力・バランス感覚・メンタルの向上って本当?
「ストライダーは、体幹力・バランス感覚・メンタルの向上が期待できる」という話があります。
わが家はどうだったかというと、バランス感覚は確かに身についたように見えます。
ただ体幹やメンタルの向上は全く感じない(汗)
人によりますね!
乗ると自転車に早く乗れるって本当?
私はわが子の実体験で、ストライダーに乗れば自転車に早く乗れるようになると確信していました。
が!どうやらそれも「人による」ようです。
先日友人からこんな話を聞きました。
ストライダーの地面を蹴って進む動作に慣れていて、ペダルをこぐのがなかなかできないのが理由のようです。
と友人。「確かにそれは一理あるな」と私。実際そういった子がいるのは確かなので、反論も何もないのですが。。
そういえばうちの子はストライダーと補助輪付きの自転車も併用していたことを思い出しました。
もしかしたらわが子は自転車とストライダーを併用していたことで、自転車に乗れたのが早かったのかもしれない。
ということでこれに関しても、やはり人によります。一概に「こうだ」とは言えないですねー。
おすすめのストライダー
もし今わが子が小さかったなら、私はストライダーの14Xを購入するでしょう。
もちろん、土踏まずが確認できるのを待ってからですね(汗)
私のようにストライダーを子どもの足にするのはNGだけど、遊びで乗ったり、初めての自転車として用意するならストライダーは利点だらけ。
ネットの購入サイトを確認しましたが、製品自体の口コミ(お店の対応は除く)も良い印象。
口コミの135件中74件が星5つで、ダントツです(2021年12月2日現在)。
ストライダー14X購入者の口コミをピックアップしてみました。
- もっと早くにこちらを買えば良かったです
- 他メーカーの某バイクを3歳のときに買いましたが、運動神経があまりよくないのもあり、重くてなかなか乗りこなせず。ペダルをつけれるほど運動神経が上がったときはもう5歳で身長が大きくなり、ペダルをこいだときに膝がハンドルに当たって、乗れませんでした。ペダルの着脱も素人にはできず、自転車への持ち込みが必要。(下の子に乗らせるためにも再度ペダルを外すために自転車屋への持ち込みが必要でお金もかかるし億劫に、、。)
5歳の子に、新しい、ペダルが後付けできる自転車を探したのですが、こちらにして本当に良かったです(*^^*)素人でも簡単に組み立てられるし、あっという間にペダルもつけられて、他メーカーのものを使った後では感動しました!(ペダルをつけた後に、まだうちの子には早かった、となった場合も、自分で簡単に元に戻せるのでオススメすぎます!)
軽いのでバランスバイクとしても扱いやすいです。5歳の子は、バランスバイクで数ヶ月乗った後、ペダルをつけた当日にあっという間にこげるようになりました!
124cmも身長があるのですが、ハンドルの位置が調整できるので、ペダルをこいでも膝がハンドルに全く当たらず、とても良いです!(他メーカーのものは、HPを見た限り大きいサイズを買ったとしても、膝が当たったと思います)
まだまだ当分乗れそうなので、本当に買って良かったです!自転車に乗れるようになり、こどももとても嬉しそうです!
- 商品の使いみち:実用品・普段使い
- 商品を使う人:子供へ
- 購入した回数:はじめて
- 初自転車として買って正解(年長5歳)
- ストライダーに乗っていても自転車に移行すると重くて漕げないとかあまり乗らなくなるという話を聞いていたのでこちらを選びました。親はちょっと教えただけで、お友達と遊んでる間に上手に走れる様になっていましたね。
見た目かっこいいのもいいです。今では夫(子供の父)と自転車で出かけたりしています。うれしそうです。
別売りのスタンドも買いました。組み立ては夫にしてもらいましたが、自転車いじったことない人だと苦労するかもと言っていました。
- 商品の使いみち:実用品・普段使い
- 商品を使う人:子供へ
- 購入した回数:はじめて
- 噂のストライダー
- 小学生になっても自転車に乗れない息子のために購入しました。値段に見合うすごくいい商品です。噂通り、こちらを買ってすぐに、息子がコマ無し自転車を乗りこなせるようになりました。まずはペダルなしで2時間バランスを取る練習、次にペダルを付けて練習しましたが、30分ほどで自転車を漕ぐことができるようになりました。その後、普通自転車への練習に移行しましたが、まったく抵抗なく、新しいものも乗りこなせるようになりました。もっと早く買ってあげていればと後悔しました。
ストライダーはどこで買う?
ストライダーは実店舗かネットで買えます。
実店舗が近くになかったり、店舗に欲しい色のストライダーが置いていなかった場合、ネットが早いです。
どちらにしても、購入時の不具合やメンテナンス等を考えて選ぶのが良いでしょう。
ネットショップもアフターサービスをしてくれるところがあるので、購入前に確認すると良いですね。
金額については、正規店もそれ以外も大差は無いよう。
少しの金額差よりも、それぞれのweb屋さんの獲得「ポイント」を考えて選ぶのが手かもしれません(楽天のポイント貯めてるなら楽天で、とか)。
ストライダー(14X)をネットで買うときの注意点
ストライダーの14Xをネットで買う場合、注意点があります。
定番のストライダーは空気タイヤではないので必要ありませんが、14Xはタイヤに空気を入れて使う使用です。
14Xをネットで買う時の注意点
- 届くストライダーはタイヤの空気が抜いてある(輸送時の破裂を防ぐため)
- タイヤの空気入れに米式対応のものが必要(一般的に使用しているのは英式)
米式の空気入れを併せて購入できます↓
コメント
コメント一覧 (2件)
私もストライダーを3歳の娘に先日購入しました。やっぱり覚えが早いし、楽しそうに乗ってくれて親としては嬉しいですが子供の成長の妨げになるって考えると歩かせる機会を増やさなければいけないと思いました。
扁平足になると色々な症状が出るんですね。
今から沢山歩かせて、時々ストライダーで遊ばせるようにします。
ハリネズミさん、コメントありがとうございます!
ストライダーは、子供の遊び道具としてはとてもいいと思います。
わが家は常用し過ぎてしまったことが問題であって、ストライダーが悪いとは思っていません。
子供にとって、「歩くことがい第一」だと親がわかっていれば、自転車に乗る前の乗り物としてストライダーを子供に与えるのはアリだと思います♪