こんにちは!
今回は、宿題のやる気のなかった息子が自主的にするようになったこと、そして母親の私も宿題に対しての負担がなくなった経緯を書きたい思います!
小学校に入れる前に、小学生の子供がいる先輩ママに聞きました。
「今の小学生は毎日宿題あるんだよ」
私シロイヌの小学校時代宿題といえば、夏休みなど、長期休みだけだったように思います。家で宿題をしていた記憶がありません(汗)
実際に我が子が小学校に入学してみて、「毎日宿題がある」のは本当でした。大した量ではありませんが、親が付き合わなければいけないものでした。
息子は小学校に上がるまで、読み書きを一切教えませんでした。それこそ数字も、1〜10まで数えられるかどうか、という感じです。ちなみにあえて教えていなかったのです(シュタイナー教育を家でもしたかったため)。
いざ入学!周りの子はみんな読み書きができ、100まで数えられるのが普通でした。今の時代、幼稚園が小学校の予備校のようになり、勉強を教えてくれるところもあるようです。
息子にはあえて何も教えてきませんでしたが、母である私に焦りはありませんでした。「すぐに追いつく」と思っていたからです。
念の為担任の先生に伝えました。「うちはまだ読み書きなど、一切教えていません。学校で初めて習うのを、本人は楽しみにしています」と。
先生のお話から、「学校で一から習う」は建前で、基本的な読み書きなどは入学前からできている子がほとんど、といった全体的な様子を聞きました。そして、「おうちでもサポートをお願いするかもしれません」と先生。
私もそのつもりでいたので、「もちろんです」と返答。
授業が始まり、今まで文字が読めなかった息子は、いよいよ文字を習うと、張り切っていました。
平仮名は親である私もサポートしましたが、ものの2週間くらいで五十音を覚え、学校の教科書もすぐに読めるようになりました。
カタカナもその後学校で全て覚え、わずか数ヶ月後には漢字も読み書きできるようになりました。
なぜそんなにスムーズに行ったかというと、ただ単に「興味があったから」のように思います。興味って大切ですよね!
ただ問題だったのが、算数です。1〜10もままならない息子は苦戦していました。「そもそも数字ってなに?」のレベルでした。
息子には、ひらがなと違って、数は興味が持てないようでした。
ですが生徒がわかっていようと、わかっていなかろうと、一律内容の宿題は出されますよね。毎日出される計算カードの練習や、プリントの宿題が、親子共々苦痛でした。
(勉強方法っていろいろありますが、ただ計算を早くとか、プリントを完璧に、って、面白くなくない。機械的で、冷たくて。もっと数字の世界を楽しく学ぶ方法はいくらでもあるのに、、、)
なんて思いはありましたが、しょうがない。帰宅した子供に声をかけ、子供と取り組んでいました。その時間は親子にとってとても辛い時間でした。
数字の概念もイマイチの息子は、プリントの内容によっては時間がかかり、教える私としても、イライラしてしまいました。
そして終いには、「できない!」「もうやりたくない!」と泣く息子。そんな日々が続きました。
「宿題の内容」はこの通り。
- プリント一枚(裏表あり)
- 教科書音読
- 計算カード
宿題の「問題点」をあげるとするなら。。。私シロイヌ目線で、です!
- わからないと時間がかかる
- 個人のレベルに合っていない
- 面白くない
- 生産性がない
- なんのため?が不明確
「親の問題」は?ですが。。。
- 付き合わなければいけない
- やるよう声をかけなければいけない
- やったかチェックしなければいけない
ざっとこんな感じでしょうか。
その後担任の先生に、「日々の宿題が辛く、もっと子供にあったレベルの勉強を家で自主的にしていきたいので、宿題は無しにして欲しい」とお願いしたんです。
先生の返答は、「やってほしい」とのことでした。
まあ…しょうがないですね(汗)聞いておいてなんですが、一人だけやらなくていいという訳にもいかないですよね。先生も役務があり、方針はもっと上が決めていると思われるので、困らせたくない気持ちでした。
見かねた先生は、「学年×10分の量を出しているので、時間がかかるようなら、もしくはお母さんの負担があるようなら、学校でさせます」との提案をしてくれました。
この10分について。10分では終わらなくて困っていました(涙)
そして、
(それじゃあ休み時間返上して勉強するということか)
と、それはそれで不安になりました。この頃の子供は、勉強より遊びが大切と思っている私は、
(そもそも休むための時間なのに…)
と、あまり納得行きませんでしたが、一先ず先生の提案に了解しました。
そして子供にも話しました。「家でやりたくなければ学校で先生とやってね」、と。
次の日学校でやってきたようですが、なんとも話を聞いて切なくなりました。ずっと机で勉強している一日のように感じたので。
(これがずっと続くのかな)
と考えると、子供が学校嫌いにならないか、不安もよぎりました。ずっとひたすら座って好きでもない勉強をしなきゃいけないところに、誰が行きたいと思うでしょうか??
さてどうしよう。。。
私は姑と電話している際、夫の幼少期について聞きました。「宿題はどうしていましたか」と。
すると、
姑:末っ子だったし、手はかけなかったよ。宿題なんて見てあげなかったよ
姑:何?〇〇ちゃん(息子の名前)の宿題のことで何か悩んでるの?
私:はい。毎日させるのが苦痛で困っています。
姑:うちの近所の若いお母さんたちも、小学生の子に宿題させるのに毎日親子ケンカしてる話を聞くよ。大変だね。
私:そうなんですよ〜!うちも全く一緒で。
すると、
姑:うちはおじいちゃん(姑の舅)が当時家にいて、「男の子はおおらかに育てなさい」とよく言われたよ。「細かいことは気にしないで、男の子はもっとおおらかに育てなさい」とよく言ってた。
◎ちなみにおじいちゃんは小学校の校長先生でした
私:おじいちゃんならどう言ったんでしょうね、宿題に関して。
姑:「おおらかに。細かいことは気にしない。」と言ったんじゃないかな。
とその時、ピカーン!と閃きました。
そうだ、「おおらか」に育てなきゃ!
姑にお礼を言い、電話を切りました。そして私は姑との会話で、
(この家に嫁いだんだんから、この家の方針に合わせて子供を育てよう)
と思い、この日から子供の宿題は、文字通り「おおらか」に見ることにしたのです。
その後子供に、
「宿題だけでなく、生活をする上でやらなきゃいけないことというのはあって、それを先に済ませることで、自分のやりたいことをする時間を作れるんだよ。」
と伝えました。そして宿題の対応をこのようにしたのです。
・一回は「〜する前には宿題してしまおうね」と声をかける。
・「宿題はやるべきもの」として、さっさと済ませるよう促す。
・時間をがかかる内容、わからない内容は、無理にさせない。
・宿題を始める時間は子供に任せる。
・最悪、宿題をやらなくても、何も言わない。
・親も自分の時間は大切。負担になるような無理をしない。
声かけをすることですが、「〜する前に、宿題やっちゃおうね」と声をかけます。「宿題はやるべきものとして先に済ませる」と伝えても、子供って忘れるものですよね。低学年なら尚更。なので、一回は声をかけます。その後最終的にやるかやらないかは、子供に任せます。
答えが間違っていようが、空欄の問題があろうが、私は見て見ぬふりをします。大切なのは答えではなく、自主的にやったかどうか、を私は認めてあげることにしました。
また、間違っているのを教えるのは、基本は丸つけをする先生に任せることにしました。
親の話をよく聞ける子もいますよね。私の息子は、親の前では甘えて、なかなか真剣に話を聞こうとしないので、上の行為はお互いにとってただのストレスなのです。
そしてもし子供が宿題をやらなくとも、おおらかに、
「あ、宿題やるの忘れちゃった!あはは!」
くらいで明るく流していい、とも思うようになりました。
すると不思議です!今までは母親の私の、「宿題やるよ」に息子は抵抗しつつ、やる気なく宿題に向かっていたのですが、私がそれを言わないことによって、子供の方から、空いてる時間を見て、ささっと済ませるようになったのです。
我が子は宿題は朝やる傾向があります。学校から帰ってくると、もう勉強は手を付けたくないようなので、朝の方がはかどっているように見えます。
親の私も宿題をさせることにとらわれていましたが、「家は家族みんながリラックスした場でありたい。それをまず大切にしての宿題だ」と思い直しました。
子供は一日長い拘束時間を耐えて帰ってきます。そこでさらに「宿題をしなさい」と親に言われたら、息つく暇もないように感じます。。。
そうやって子供の目線に立って考えられるようになりました。
学校は学校の考えで宿題を出しているのだと思います。
個人的には、この宿題の内容は、「学力をつける」上で、効率的でもなく、楽しくもなく、生産性も感じないんですけどね(汗)
むしろ、やらなきゃいけないものを素早く済ませる、訓練や修行、みたいなものとして見ています。
この宿題に対して、おおらかに、「子供に強制せず」「親である自分も無理せず」見守っていけたらと思います。
また、勉強ができないでいいか、というのは別の話だと思うんです!そもそも宿題に時間がかかるのは、「わからないから」ですよね。わかればものの数分で終わりますし、やる気を持って取り組めます。
その「わからない」をどおするか、親子で考えてみるのもいいかもしれません。
子供も大人も双方が、笑顔でいられる方法が見つかればいいですね♪
【宿題やる気ない息子】親が変わったら子供も変わった!、いかがでしたか?
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!
コメント
コメント一覧 (1件)
親として宿題をさせなくてはいけないプレッシャーを感じてしまい宿題やりなさいって言いたくなります。しかし親が子供の目線に立って同じ場所から見始めれば、宿題ができない理由が少しずつ解決出来てくるはずです。
家の中はリラックスする場所……私も子供を暖かく見守りたいと思います。